石岡市議会 > 2004-03-16 >
平成16年予算特別委員会(第4日目) 本文 開催日:2004-03-16
平成16年予算特別委員会(第4日目) 名簿 開催日:2004-03-16

  • "正文"(/)
ツイート シェア
  1. 石岡市議会 2004-03-16
    平成16年予算特別委員会(第4日目) 本文 開催日:2004-03-16


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成16年3月16日(火曜日)                   午前10時03分開会 ◯委員長磯部延久君) ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。  ただちに、本日の会議を開きます。  本日の議題は、議案第2号・平成16年度石岡市一般会計予算ないし議案第14号・平成16年度石岡市介護サービス事業特別会計予算までの計13件であります。  付託案件の説明のため、本日、委員長において出席を求めた者の職、氏名は、市長の外、お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。  これより議事に入ります。  議案第2号・平成16年度石岡市一般会計予算ないし議案第14号平成16年度石岡市介護サービス事業特別会計予算までの計13件を一括して議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑は挙手によりこれを許します。  前島孝元委員。 2 ◯委員(前島孝元君) おはようございます。それでは、2点質問をさせていただきます。  1点目は、税収の問題、2点目がISO14001についての目標設定について、市長にご質問いたします。  本会議では質問をし、それぞれ答弁をいただいております。しかしながら、私が意図する答弁はいただけませんでしたので、16年度の予算審議に当たりまして、いずれも2項目については、非常に重要な予算のウエートを占める関係で、市長に再度ご確認をしておきたいと思います。ぜひ私が納得するような答弁を期待をしておりますので、市長、よろしくお願いします。  質問の趣旨につきましては、本議会の方で税収の問題につきましては長く、私の考え方、対策等については質問をいたしておりますので、市長の方も十分に、市長以下執行部の方十二分に私の質問の趣旨についてはもうわかっているかと思います。時間の関係でその点は省きます。要するに、市税二十数億円、約21億円が未収額ということで、現年度分、過年度分含めまして、総トータルでは石岡市の市税収納という金額については、その数字がいまだに残っている、これは非常に市の予算の中ではウエートを占めておるわけでございます。これらにつきましては、本会議でも申し上げましたように、従来の収納のやり方では、なかなかこういう時代ですので、集まらない、納めていただけない、こういうことが1つの事象として残っているというのは、数字を見れば明らかなことでございます。  昨日までの各予算委員会では、私、初めてわかったのですが、ある執行部の答弁で、保育園料が、園児が卒業してまでも何年間も支払ってもらっていない、そういった方も何十名かいらっしゃるというお話を聞いて、初めてえっという感じをいたしました。なおさら、保育園料でさえ園児が卒業しちゃってるのにもかかわらず納められないという方がいらっしゃる。これは納められないのか、納めないのかはわかりませんけれども、いずれにいたしましても、こういった社会情勢の中では、本当に皆さんが大変苦労して税金を納めている部分もあるかと思います。納めないのなら納めない方が、私もいいとは思っているのですが、やはりまじめに払っている方、そういった方から見ますと、もう少し本気になって税収を納めるように努力してもらいたい、こういった話も事実、出ております。  そういった意味で、市長が私の本議会での質問の答弁といたしましては、減額させるため頑張っているが、収納率アップに苦慮している。しかし、積極的な対応をしていかねばならない。担当課ではなく、市全体で考えていかなければならないことである、このように私に答弁をいたしました。本会議では、私もおおよその検討がついておりましたので、市長におかれましてもいろいろなことを考えていただいている、このように理解をいたしまして、終わったわけでございます。しかし、私は納得いたしておりませんでした。2つほどその対応策と取り組みについて提言をしたわけでございます。  そこで本日は、予算委員会の締めくくりでございますので、16年度に向けまして、市長の本当の腹の中を、ここで答弁をいただきたいと思います。  1つは、課題といたしましては、いろいろなことを今まで市の方ではやっています。これは、私も自助努力の範囲ということでやってくれている、それは感謝をいたしますし、お礼を申し上げたいと思います。しかしながら、金額がどんどん未収で残っていくという現象、これを見るとするならば、今までやっているのは無駄ではありませんけれども、あまり効果があらわれていない部分もあるのかな、このように思うわけでございます。したがいまして、やってだめなら、次はまた違うことを考え行動する、そして少しでも、1円でも多く税収を上げていく、これがやはり課せられた行政側のとる処置ではないか、このように思います。  1つ目は、法律改正によって、地方自治法の施行令の改正で、コンビニにも、銀行以外の民間にも収納を委託できるという制度が2003年4月になったわけですから、この辺は、取り組む課題としては、担当部長のご答弁ではコストの問題があると。開発するコストの問題、600万円からかかると。あるいは支出の改良した後、振込手数料1通に対して50円から60円の手数料がかかるのだと。それとセキュリティの問題がある。この3つが議会答弁でなされたわけでございます。
     しかしながら、こういった課題については、これから検討をして、1つ1つ課題を調査検討すれば、解決ができる問題ではないかと思っています。その証拠には、ことしの4月からいろいろな市がこのコンビニへの振込を実施するわけでございます。茨城県では、一部ひたちなか市では、下水道料金について2年前にやっていると聞いておりますけれども、そういったことで先進地もございますので、あとはやる気があるかないかの問題で、この制度については導入が可能であると、私はそう思います。支払者側というのは、我々も含めて共稼ぎの家庭は、銀行、郵便局に、就業時間内では物理的に払い込みに行けないわけです。休暇を取るか、休みを取らないと行けない。そういった意味では、払いたくても行けない、そういう部分もあるはずでございます。それから、土・日はもちろん銀行、郵便局休みですから、これにも行けない。納税組合の方にも加入していなければ、夜も班長さんの方に、あるいは区長さんの方に持っていけない。そういう部分もあって、なかなか若い方含めましておっくうになっているのではないか、こういう部分もあろうかと思います。そういうことで、そういったいろいろな課題はあるにしても、やはりそういったものは積極的に、ほかの市がやっているから、町がやっているからうちも導入しようかではなくて、先駆者となるような、石岡市がリーダーシップをとるということは、ほかがやらないうちに導入していく、実績を上げる、こういうことも非常に士気を高めるためには必要ではないか、このように思うわけでございます。  それからもう1つは、現在は地方税等料金につきましては、総務部と福祉部の所管で、税については総務部の収納課の方でやっているようでございますけれども、やはり組織の見直しあるいは収納員の増員、こういったものをすばやく立ち上げて、それで合併前には1年しかありませんけれども、16年度についてはぜひそういった人員配置もしていただきまして、なるべく数十億円ある税金を1円でも多く徴収していただきたい、このように思うわけでございます。市長にはその辺を、さらに一歩二歩突っ込んだ形で、今後やる方向で、本当に検討していただけるのか。やらない方向で検討するというのはないと思うのですけれども、やることを前提に、ぜひ16年度、導入していただけないか、そういうことをお聞きしたいと思います。  それから、もう1点目は、きのう委員会で質問したISO14001の目標の設定について、市長のお考えを聞きたいと思います。  既にきのう質問していますので、私の内容は市長の方に担当部の方から、きのうの夕方お話というか、調整はされたと思うのですが、今のISOの取り組みについては、ちょうど2年が過ぎようとしております。1年目は職員の意識づけでしようがないかなと。2年目はある程度効果が出てくるのかな。3年目は最大に効果が出る年だろうと思います。そういったことで、このISOは非常に地球環境とか公害問題とか、あるいは費用の節減、節約、こういったものがあらわれてくる手法でございます。  そういった中で、この目標をそれぞれ設定して、市長以下職員の方が1年間、2年間取り組んでいます。この努力は、仕事をやりながらペーパーレス化、ガソリンの消費量、CO2の削減、いろいろなことに取り組んで、本当に大変だろうと思います。しかしながら、ISOを取得した以上は、前にも予算委員会で質問しましたけれども、これは取ってからが大変なのです。取るまでは簡単なのです。条件整備すれば取れてしまうのですから。しかしながらその目標に向けて取り組むのは、市長以下職員が本当に真摯になって取り組まないと、1人や2人が頑張ったからといってその数値目標が達成できることではありませんので、本当に大変だと思います。  そこで、この目標設定が事務局の方から年度の実績、14年度分と15年度分が上期、4月から9月までなのですが、この実績をいただいています。二酸化炭素とかそういうものが法律的に数字が決まっていますので、これは目標値として変えられないと思いますけれども、いずれにしてもこの目標値が職員が頑張ったから、職員が頑張らないとできない目標が、本来は数値目標を設定したならば、その数値目標に沿って毎月、毎日職員はどういうことをやるのか、業務の中でどういうことをやるのか、これが大切ではないかということが1つ。  それから、他力本願で何もやらなくても期末、年度末になると必然的に数字が上がってきてしまうもの、こういうものもあるわけでございます。  そこで、目標値の、16年度また目標を設定して、新たに取り組むと思いますので、この目標設定というのをどういう形で法律でないもの、簡単に言うと例えば下水道の整備は年間で56.1%にしますという数字で、目標がしてあるのです。これはお金さえかければ普及率はどんどん伸びてしまう話ですから、こういう目標はISOにとってはどうなのでしょうか。余り的確な目標ではないのではていかなと、私は思っているのですが、反対はしませんけれども。あるいは生ごみ処理容器の補助、年間で85件、これは、買うのは一般の市民ですから、別に市の職員がタッチしなくても市民がたくさん買えば目標にいってしまうし、市民の方が買わなければ補助も出さないし、目標85件に対して何件かで終わってしまう。ですから問題は、そこのプロセス。その目標に対して市の職員が何をやるのか。仕事の中で何をやるのか、これが一番管理者としてのチェックをするところではないかと思います。したがいまして、16年度については数字を管理するのではなくて、その数字に行くためのプロセス、これを管理するような手法を、ぜひ取り入れていってもらいたい。そうしますと、私どもも資料をもらってわかるわけです。職員が日常業務の中でどういうことをやっているのか。それで、いろいろなことをやるから、最終的には牛乳パックが700キロ回収できたとか、こうなるわけですよね。ぜひ、その辺の16年度の目標値の設定について、市長の答弁を、考え方をお願いしたいと思います。  1回目終わります。 3 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 4 ◯市長(横田凱夫君) 前島議員のご質問にお答えいたします。  まず第1点目でございますが、滞納税の縮減対策でございます。本会議でも一般質問でお答えしているところではございますが、収入額増を図るためには、いろいろな手立てを講じているところでございます。特に、今年度は現年度の徴収強化を図るために、納期限内納付をされなかった方に対しましては、電話で催告を行う。過年度にしないために、現年度でやろうというようなことも加えて行っていきたいという考えもひとつございます。  特に、議員ご提案のコンビニを活用した市税徴収への取り組みについてのお尋ねでございますが、おっしゃるとおり、ライフスタイルの変化、社会全体が夜型になっているとか、共働きあるいはひとり住まいの方がおられるようになり、納付者本人が昼間に税金あるいは使用料の支払いに行けない、こういう状況の中で、土曜も日曜も、あるいは24時間オープンしているコンビニを利用した納付システム、こういったことに対する潜在的なニーズはあると思われます。  このコンビニによる収納に関しましてでございますが、利便性を考えますとかなりのメリットがある反面、問題点もある。これは議員ご指摘のとおりでございます。今までコンビニにおける収納は、自治法でできなかったわけですが、15年4月から改正によりましてできるようになった、可能になったということで、そのような経過の中で国民年金が16年2月からコンビニでの納付が可能になり、また公共料金の水道料あるいは下水道などは、現に全国でコンビニによる収納が利用可能であることから、県内においても、水戸市など幾つかの市町村で下水道の支払いを実施しているのが現状でございます。  このように、徐々に利用はふえてきておりますが、先ほど申し上げましたように、課題も残されていることから、今後導入については、さらに検討を要すると思っております。  課題としましては、具体的にはコストでございます。部長も答弁しているかとは思いますが、このコストに関しましては、一般質問においてもお答えしたとおりでございますが、今後の利用者率、これなども考慮してまいりたい。3年前に、市民からの要望で郵便局における公金振替制度を導入した経緯がございます。要望ではかなりの利用者数があったところでございますが、実際に実施してみますると、2月末現在で8.9%の者が利用しておるわけでございます。コンビニによる利用率、これにつきましてもその辺の需要の見通しも必要かなと思っておるわけでございます。郵便局は、手数料が1件当たり10円、これも前に申したと思いますが、その後、金融機関は1件当たり5円だったのが10円に改定されてしまいまして、そのため手数料が倍の金額になった、そういった経緯もございます。今回も、このようにコンビニなどが手数料を要求していることなどを考えますと、金融機関が1件当たり30円の窓口業務手数料を現在要求しようとしておるわけであります。仮に30円を手数料として支払った場合、市税、国保税のみで、現在の窓口納付件数から試算しますと、約300万になるのではないかと。  以上のことから、コンビニ収納に関しましては、石岡市だけの問題ではなく、各自治体と金融機関窓口業務手数料の請求問題を解決した中で検討を進めていくのが適切なのかなと考えております。  いずれにしましても、今後、市税の収納を行うために、費用対効果の面からも含めまして、検討をする組織を立ち上げて、その辺のところを具体的に検討させて、そしてコンビニによる収納システムに取り組むかどうかを判断してまいりたいと思っております。  それから、環境マネジメントシステムISO14001のお尋ねでございます。この問題に関しまして、職員みずから目標を設定すべきである、市長としてはその目標達成のためにどのように取り組んでいくのかというようなお尋ねでございます。現在の目標は、35項目ございます。そのうち7項目が議員ご指摘の市民申請などによって、市民サイドによる目標になっております。それ以外は、みずから努力することによって達成するものとなっておるわけでございます。その占める割合は2割でございます。しかしご指摘のように、私どもの努力で達成すべき目標をより多く、具体的なものにすることは、システムの効果的な運用にとって非常に重要なことであると思っております。  そのため、16年度はすべての部門で独自に達成すべき目標を設定することといたします。各課、それぞれに独自に設定することにすると。財政事情が悪化している中ではございますが、職員一人一人のさらなる意識改革、知恵を集めまして、なお一層有効な運用に努力してまいりたい、こう思っておりますので、委員各位におかれましても、どうぞご支援のほどお願い申し上げる次第でございます。  また、最高責任者として、市長はどう取り組むのだというお尋ねでございますが、やはり行政事務すべてにおいて言えることではございますが、特にISOの要でございますPDCA、プラン・ドゥー・チェック・アクション、このサイクルを有効に機能させることが重要でございます。そのため、定められました手順に従いまして、目的が達成していないもの、達成していなかったときの原因の特定と是正を確実に行うように、環境管理責任者であります市民部長がその指示を徹底して、まずは第一段階してもらうということに徹底したい。また、未達成が予想される場合でございますが、これは防止策を確実に行うと同時に徹底させるということが重要かなと思っております。  環境管理総括者でございますので、私の責任が最も重要であることは十分認識してございますが、15年度の終了に提出される結果を確認しまして、新たな見直しの指示をすることとしているわけでございます。特に、平成16年度は認証を受けてから3年目に当たる重要な時期でございますので、全職員に対しまして、目標の達成に向けて十分な準備と取り組みを督励してまいる考えでおります。 5 ◯委員長磯部延久君) 前島委員。 6 ◯委員(前島孝元君) ありがとうございました。  それから、質問が1つ抜けたかと思うのですが、コンビニへのそういった制度についての取り組みは、市長の考え方を理解しました。しかし、庁内の問題で、現在の組織、これは収納課とかあるいは福祉部にいるそういった徴収嘱託員、こういった方、今の制度があるかと思いますけれども、それについて先ほどの私の質問では、やることはやっているけれどもなかなか思い通りに支払っていただけない。業務量に対して人が足りるのか、足らないのか、現状の分析は、私、わかりませんが、どうも私の考えですと、もう少し職員と言いますか、嘱託員と言いますか、ふやしてはどうなのか。それで、その方たちが積極的に徴収と言いますか、収納に努力されてはどうなのか、この点について、市長はどのようにお考えなのか、ちょっと漏れたような気がいたしますので、答弁をお願いしたいと思います。 7 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 8 ◯市長(横田凱夫君) 失礼しました。収納員の増員のご提案でございます。嘱託等による増員かと受けとめるわけでございますが、現在も行っているところでございまして、この増員については、16年度新規の新年度の当初予算には計上してございませんが、よく過年度の実態と効果をよく見極めて、効果があるやり方の中で、増員も考えてまいりたいと思います。 9 ◯委員長磯部延久君) 前島委員。 10 ◯委員(前島孝元君) 私は、市長、嘱託員をふやしてほしいという意味ではないのです。私の考えは、嘱託員の方には申しわけないのですけれども、本来であれば職員が行くべきだと思っています。それで、嘱託員は中でやる業務、これを委託するというのが本来ではないかと。嫌な部分は嘱託員にやらせるというのは、どうも、訪問された方も市の職員でなくて委託の人が来た、こういう感覚になるかと思います。やはりそこは、誠意としては、市の職員が伺うというのが基本ではないかと思っています。やり方としては、職員はすぐに増員できませんからどうしても嘱託というか、パートと言いますか、そういう形にならざるを得ないのかなと思いますけれども、私はそういう気持ちです。ですから、どうしてもだめならば物理的に嘱託員ということになるかと思いますけれども、基本は、合併後は当然人もふえますから、そういうことを考えるでしょうけれども、16年度は間に合いませんと思いますので、ぜひ増員をしてやってみてはどうかなということで、ぜひお願いをしたい。  それから、先ほどコンビニの話を市長は言われましたが、手数料、本会議から総務部長を含めて手数料が1通50円から60円かかることばかり言っていたのですが、手数料というのは、例えば市民負担だっていいと思うのです。今の市長の答弁は、市が全部手数料までもらうという前提でお話しされていますけれども、私が思うのは、たとえ市民が50円、60円払っても、便利がよければコンビニで振り込んでくれるものです。わざわざ休暇を取らなくていいわけですから。ですから、物は考えようで、最初から検討の中で五、六十円かかるから全員が利用すると300万かかる。そんなことばかり先に言っているから、やる気がないと思われてしまいますよね。そうではなくて、半分ずつ負担したらどうだと。市が25円、払う人が25円とか、やり方はいっぱいあります。考えるのです。頭で考えなくちゃだめでしょう。最初から手数料は全部市でもちます、そういうことばかりやっているから入れないのです。もう少し頭をきかせて、機転をきかせて、では市民の方に払ってもらいます。市が半分払います、払う側は半分、そういうことだってたくさん考えられるでしょう。ですから、検討する上においては、余り暗いことばかり考えないで、明るく、そういったことを前提に考えていかないと、余り金ばかりかかってできない、できない、やるのには金がかかるのだ、それでは1歩も2歩も進まないですよ。そういうことで、ぜひそういったことについて、少しでも、1円でも収納率をアップしていただきたい、このようにお願いをいたします。  それから、ISOの方ですが、これは市民部長が大分荷の方かかっているようですけれども、16年度はぜひとも、4月から翌年3月までのプロセス目標管理の中に入れていただいて、それを管理者はチェックする。そこをチェックしていけば必ず目標値に行きますから。目標に向かって毎月何をやるか、それをきちっと月別展開をして、それに向かっていけば必ず目標値に達しますから、今までのチェック表はそれがありません。棒線だけ引いて終わり。実績も棒線で終わり。職員が何をやったか、取り組んだのか、全然ないです。別紙というのがあるのですけれども、これは見ていないのでわからないのですけれども、そういうふうに改めないと目標値には行きません。私もいろいろなことをやってきていますから、十分にわかって質問を言っているのですけれども、牛乳パックの回収量の拡大、年間で700キログラムやりますと言ってるのです。これは市民部長の方の市民活動課です。これは棒線、目標、皆さん見てのとおり、棒線です。棒線を書くためにISOを取得したわけではないから、問題はここなのです。ここの展開。4月は何をやったのですか、5月は何をやったのですか、それが大切なのです。それがないと、これは何で年間700キログラム回収するというのだけど、だれが回収するのですか。やはり目標達成のためには、4月は何をやる、5月は何をやる、6月は何をやる、半期でこういうことをやる、そこが私は重要であると。これが職員の意識づけなのです。それで、目標どおりやった方は、昇給でもどんどん業績評定をすればいいのです。やらない人は上げない、もちろんそうですよね。やったけれども目標値に達しない、これは相手がいる部分もありますから幾ら努力したって物理的にできない部分もあります。でも、職員が一生懸命目標に沿ってやった、そういうところはきちっと業績評定をしてあげて、人事考課をやるのです。この取り組みというのは、人事考課をやるのに最高なのですよ。目標さえしっかりしていれば、あとは上司の方が能力を発揮してチェックができれば、チェックしなければ何にもなりませんけれども、そういうことで、16年度はぜひともこのプロセスを重視して、我々にも取り組みがわかるように、ぜひやっていただきたい。そうしますと、副次的効果として、費用節減ができます。その部分をほかに福祉とか、そういう部分に回せますから、ぜひ最大費用対効果を考えて、十分な効果が出るように期待をいたしまして、私の質問を終わります。  どうもありがとうございました。 11 ◯委員長磯部延久君) 國司委員。 12 ◯委員(國司 進君) 國司でございます。きょうは総括ということで、市長がお見えになっておりますので、市長にお伺いをいたします。  平成16年度の市長の市政運営に対する所信と主要施策の中で、人が育つまち、教育・文化・生涯学習ということで、3ページの右の下の段になりますけれども、抜粋して読みますと、児童生徒の各種大会への参加の経費についても所要額を確保し、体力の増強に対して支援を図ってまいりますというような項目がございます。どういう支援を図ってくれるのかわかりませんけれども、予算書の中で、体育振興活動費がございますけれども、この項目の中にも生徒に対しての支援は大分されております。中学生、高校生に対しての支援というのはされております。しかしながら、小学生の児童に対しての支援というのは、どこの項目にも載っていないのです。これは前々から、スポーツ振興課を通しましてお願いをしてきたことなのです。私はスポーツ少年団の副本部長をやっておるものですから、その関係でお尋ねしますけれども、スポーツ少年団は、市長、ご存じですよね。特にごあいさつしていないものですから、わかると思いますけれども、石岡市のスポーツ少年団、28団体あります。団員数が約800人でございます。全国では北海道、埼玉に続いて茨城県が第3位、約5万人の登録がされております。  それで、スポーツ少年団も、確かに体育振興活動費の中の体育協会補助金で993万9,000円、補助金としてなされておりますけれども、その中からおこぼれのような形で、今まで20万、最近4万円アップしまして24万円、ここ2年ほどいただいております。何か体育協会の下部組織のようなので、何か隠し子的な存在でございまして、まだ認知されていないというのがこのスポーツ少年団でございます。前々から申し上げているように、スポーツ少年団の補助金という項目を、この体育振興費の中に取り入れてください。金額は云々いたしましても、取り入れてくださいという話をしているのですけれども、恐らく市長の耳には届いていないかと思います。  ちなみに、石岡市と同人口の古河市とか岩井市何かは、スポーツ少年団補助金として、約40万ずつ補助されております。石岡の悪名を、イメージを悪くしているのは大人たちです。レジオネラの問題や市長の逮捕といった問題でイメージダウンしているのは大人たちです。しかし、名声を上げているのは子供たちです。昨年の石岡商業の弓道の全国優勝、それから少年野球でも県大会で準優勝、それからバドミントン、サッカー、一般質問の中でもちょっと言いましたけれども、湖北高校の須田君にしても、高木君にしても、やっぱり石岡市のスポーツ少年団の団員でございます。前の市長からの流れかと思いますけれども、高齢者には厚いのです。子供たちには薄いのです。選挙権がないですから。もう1度、1回目の質問として、とりあえず市長にどういうふうな支援をなさってくれるのか、お伺いします。 13 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 14 ◯市長(横田凱夫君) お答えいたします。  児童生徒の各種大会への参加経費、スポーツ少年団に関するお尋ねでございます。まず、各種大会への参加経費でございますが、これは直接、教育委員会の方から小中学生が大会に参加する場合に、大きな大会、例えば県大会あるいは全国大会、関東、いろいろな大会に出るときに補助を出しているものであるということでございまして、これを継続的に実施したい。  それから、スポーツ少年団の予算が隠れているではないかということは、確かに今ご指摘を受けまして考えていたところでございますが、よく事務当局と、これは財政あるいは教育委員会事務当局同士検討して、表に出しても何ら問題ないのではないかなと思われますので、よくその辺も検討してまいりたい。  それから、高齢者に厚く青少年に薄いのではないかというご指摘でございますが、私は決してそういう認識はございません。むしろ、青少年は未来を担う希少な人材、宝でございますので、高齢者同等に力を入れて取り組んでまいる、そういう考えでおります。 15 ◯委員長磯部延久君) 國司委員。 16 ◯委員(國司 進君) 本当によろしくお願いいたします。  とにかくスポーツ少年団に市民権を与えてください。先ほど24万という補助金の話がありましたけれども、800人です。単純計算しても1人300円なんです。1人300円で年2回の大会をやっているわけです。1人登録料500円納めますけれども、その中の200円は100円が県に上納、もう100円が国の方に上納、要するに1人600円です。600円の中で年2回の大会を、各団体やっているわけです。正直言って足りません。予算の方も逼迫しておりますから、難しいことも言いませんけれども、よろしくお願いいたします。  それからもう1点でございますけれども、同じ関係になりますけれども、大会に関しての会場の使用料です。個人的に使っている者に対しては受益者負担でございますから、これは利用者が払うのは当たり前でございます。しかし、スポーツ少年団以外に、この中のスポーツ連盟、バドミントン、サッカー、野球連盟があります。それもやっぱり年に1、2回ずつ大会を行っております。屋内スポーツの場合は日程がわかりますから、雨天に関係なくできますから問題はないのですけれども、屋外スポーツの場合、天候の関係で予備日をとらなければならないのです。予備日に対しての使用料も取られているわけです。青少年健全育成をうたっている中で、大会の使用料ぐらいは減免、もしくは免除にすべきではないかと思うのです。  先ほどの予備日の件でございますけれども、5日以内に返してもらえば使用料はいただかないという話ですけれども、土曜、日曜と続いた場合には5日というわけにはいかないのです。予備日の部分までとられるわけです。各種連盟も、予算的に本当に逼迫しているチームがたくさんあるわけです。その中で、使用料が取られていくというのは、非常に連盟としても苦しい、そういう話が出ております。その点も含めてお伺いをいたします。 17 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 18 ◯市長(横田凱夫君) ただいまご指摘の屋外グランドの使用料の予備日の費用を何とかせいというようなお尋ねでございますが、よくそれについても事務当局に検討するように指示してまいります。 19 ◯委員長磯部延久君) 國司委員。 20 ◯委員(國司 進君) ありがとうございました。とにかく、先ほども市長からお話がありましたように、本当に21世紀の担い手でございます。また、石岡市の地域の担い手でもございますので、よろしくご支援のほど、お願いいたします。終わります。ありがとうございました。 21 ◯委員長磯部延久君) ほかに質疑はございますか。  金井委員。 22 ◯委員(金井一夫君) 総括ですので、若干お尋ねをしたいと思います。  総括ではない日にも質問させていただいておるわけでございますが、きょうは市長が出席しておりますので、同じ件で市長に考え方をお尋ねしたいと思うわけでございます。  それは、総務関係でもお尋ねしましたが、石岡市民の税収、税金です。1人当たり年間14万と。八郷町は7万3,000円、こういうふうな額が出されているわけですが、これについて、市長はどういうふうに判断するのか。なぜそういうふうな差が出ていると判断するのか、それをひとつお考えをお尋ねしたいと思うわけでございます。  それから、これは地方交付税あるいは国の補助金なんかとも関係してくるわけでございますが、財政力指数です。これが石岡が0.7、美野里が0.56、玉里が0.54、それで八郷が0.37、石岡の半分近い財政力指数でございますが、この辺についても市長は現時点でどういうふうに考えておられるのか。合併を控えておるわけでございますので、その辺についてのお考えも、ひとつお聞かせをいただきたいと思うわけでございます。  それからもう1つ、これは直接は質問しなかったのですが、ページ238から243までですか、債務負担行為の一覧表が掲示をされております。この債務負担行為で、当該年度以降の支出予定額ということで、ずっと数字が出ておりますが、当該年度以降というわけですから、16年度以降の債務負担行為の支出予定額です。この総額は幾らなのか、これをお尋ねしたいと思うわけでございます。  債務負担行為は、要するに起債と違いまして、額を決めておいて毎年毎年後で払っていく、いわゆる飲み屋に行って、1年間に飲むお金を決めておいてあるいは10年間飲むお金を決めておいて、後から先に飲んでしまって毎年払っていくような形じゃないかと思うわけでございますが、聞くところによりますと、八郷は石岡の倍、債務負担行為があるというように聞いておりますが、その辺はとらえているのかどうか、これもひとつお尋ねをしたいと思うわけでございます。  それから、87ページに総務費の中の財産管理費がずっと計上されておりますが、この中で、細かいのですが、市庁舎の敷地、緑地管理委託料というのがございます119万7,000円、それはどこへ委託する予定なのか。それから、借地料が85万7,000円ございます。これはどこの部分の借地料なのか。それから、次のページに除草委託料16万2,000円がございます。これはどこの部分の除草で、どこに委託しようとして予算を計上しているのか。それをお尋ねしたいわけでございます。  それで、聞くところによりますと、現在の庁舎の隣接する土地の買収を考えて交渉しておられるという話を漏れ伺っておるわけですが、こういうことがあるのかどうか。あるとすれば、この際でございますので、議会へできる範囲で結構でございますので、ご報告をお願いしたい、こう思うわけでございます。  それから、これは企画費に関係してくるのですが、ご存じのように、アルコール工場の敷地があのままずっと使用されないでおるわけでございます。周辺の住民も、合併を控えて、あそこの土地は石岡市ではどういう考えを持っているのかということをよく聞かれます。以前に何機構ですか、通産省でそういうふうになりまして、18年度に完全民営化という予定がされておるようでありますが、事務レベルで聞きますと、当面は売る予定も利用する予定もないということのようでございます。市の中心部にあれだけの、今まで石岡市に貢献はされてきているでしょうが、あれだけの用地があいておるわけでございますので、これは市長がトップレベルで、上からきちんと照会して、どうにかなるかどうか、今、何省ですか、財務省か何かで管理していると思うのですが、昔の通産省です。やはりきちんと、上から実態と見通しをつかむ必要がある、こう思うわけでございますので、この辺についてもお答えをいただきたいと思います。  第1回目は以上です。 23 ◯委員長磯部延久君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時02分休憩            ───────────────────────                   午前11時18分再開 24 ◯委員長磯部延久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  企画部長・中村君。 25 ◯企画部長(中村 栄君) 何点かお答えいたします。  最初に、債務負担行為でございます。債務負担行為におきましては、委員ご指摘のように、歳出予算の金額や繰越明許費の金額などの範囲外におきまして、債務負担する行為の際に予算で定めるものでございまして、将来の財政負担を伴うものでございます。債務負担行為を乱用いたしますと、将来の財政運営を悪化させることにつながってくるということでございます。  お尋ねの242ページから243ページの当該年度以降の支出予定額の合計はということでございますけれども、13億3,588万7,000円でございます。以前と申しますか、14年度末の当時は約8億円でございましたけれども、ここにも記載してございますように、この表の下から3番目になりますが、住民情報系の機器借上料、いわゆる合併に伴って11万7,000人に相当するハードディスクなどをそろえますので、それが6億3,000万ということで、非常に大きくなってございます。それから、新たに新設されますパソコンの借り上げ料、これが約8,300万ということで、これらがふえている要因でございます。  それから、次の石岡市の倍以上の債務負担行為を抱えているというご指摘がございますけれども、これにつきましては合併協議会の協議の中で財産の取り扱いについてということで、資料が示されてございますけれども、ご指摘のような金額が記載されている段階でございます。  それから、財産管理でございます。最初に緑地管理でございますけれども、これにつきましては市庁舎にございます低木の刈り込みあるいは草刈りあるいは芝刈り、緑地の整備など庁舎の敷地内で行う事業でございます。どこに委託かということにつきましては、今後ご予算をお認めいただきまして、新年度予算執行の中で業者を決めていくということでございます。  それから、借地料ということでございます。庁舎の西側の職員用の駐車場の中に民地がございまして、職員駐車場として729平米ほどを借地してございます。  それから、美野里町との境界のところに、当市の広告塔がございます。約25平米でございますけれども、それの借地料ということでございます。  次に、除草でございますけれども、これにつきましては、市で管理してございます高浜駅の駐車場がございまして、こちら。それからもう古くなってしまったわけですけれども、老人憩いの家の跡地などの除草でございます。昔の老人憩いの家の跡地の除草などでございまして、これもどこに委託するのかというご質問でございますけれども、これにつきましても新年度の予算の中で業者を改めて決めてお願いするということでございます。  それから、隣接する用地の買収ということでございますけれども、これにつきましては地主さんの申し出もありまして、市の方で必要だということで判断して、現在進めてございますけれども、約1,300平米ほどでございます。これにつきましては、まだ境界等も決まっておりませんで、条件が整っていないという状況でございます。  以上でございます。 26 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 27 ◯市長(横田凱夫君) お答えいたします。  私からは、まず第1点、石岡と八郷の税収の格差、倍違う、どう思うかという点と、それから財政力指数の4市町村における違いについてでございます。  八郷町との税収の違いは、委員ご存じとは思いますが、財政基盤あるいは産業構造の違い、とりわけ都市計画を含めた、いわゆる線引き等から来る都市計画税等、各種市税等が違います。そういうところから、格差が、都市計画と連動するわけですが、都市化の進展というようなことも、また違いにあらわれるということだと思っております。  また、関連して、関連というのは直接関連ではございませんが、財政力指数等が4市町村間ではかなり、石岡と比較した場合0.7から0.37、その違いがございます。財政力、まちの1つの力でございますが、この指数の違いなども、地方交付税等で従来より格差を標準財政需要等に見ているような交付税等の措置がされるわけでございます。心配されることは、合併になった場合の問題かと思われるわけでございますが、そういった交付税措置が、合併後も10年間はされるというようなことで、現在、その対応についても方針が出ているわけでございますが、慎重に財政運営はすべきだ、計画もするべきだというふうに考えているところでございます。  それから、アルコール工場跡地の対応と言いますか、取り組みについて、トップレベルでやるべきではないかというお尋ねでございます。確かに委員ご指摘のとおり、現在のところ事務担当の方同士での状況の把握によりますと、民営化を待って、売ることについては凍結だと報告を受けているところでございます。トップレベルで協議すべきだということにつきましてのお尋ねでございますが、市としましても、よくその辺、議会の皆さんともまた相談をしまして、その対応については考えてまいりたい。簡単に申しますと、購入をするのかしないのかということが、市としてある程度準備をして、あるいはそういうことも必要かなと思っておりますので、その辺も踏まえて、そのトップレベルの相談について検討してまいります。そう考えます。 28 ◯委員長磯部延久君) 金井委員。 29 ◯委員(金井一夫君) それぞれ答弁をいただいてありがとうございました。  最後の方から申し上げますが、いわゆる公共用地の特別会計がございます。これとアルコールの土地は関係してくるかと思いますが、特に神栄跡地の用地を取得して数年たちまして、これについても返済が始まっておるわけでございまして、新年度返済しますと年度末で6億8,685万というふうに数字的にはなっておるわけでございます。これは、駅東の区画整理の特別会計とも関係してくるわけですが、ご存じのように、村上六軒線まで駅東から真っすぐ伸びる都市計画道路が既に計画されて、もう何年たちましたか、相当長い年数たっているわけです。このアルコールの跡地は、素早くこの後の都市計画街路を建設する上で、ほとんどほぼ同じぐらいの面積なのです。ですから、これを取得して代替地に充てれば、市ではお金を出さないで代替地が手当てできるということになるわけです。ですから、もちろん都市計画道路ですから、国、県の補助金もらってやるわけです。  以前、前々市長はそれで大失敗をしているわけです。県で都市計画街路を買収でやるからという申し出があったにもかかわらず、今やっている完成していない駅東区画整理が、こっちは区画整理で減歩でやっているから、今、できないということで、返事をしてしまった。それでこんなにおくれているわけですから。ですから、そういう経過を見ても、いち早くアルコールの土地を国に譲ってもらって、第三セクターでしょうが、実質は国のものであったわけですから譲ってもらって、プラスマイナスゼロでも、将来に向けた村上六軒線までの道路を早く開通させるということで、私は一番石岡市政にとっては大事なことだ。それはこれは6バイ以上に、石岡旧市街地の活性化のためには、物すごい経済効果があると、私は思っています。そういう意味で、私は状況はそうであると思いますが、ひとつこれは事務レベルに任せておかないで市長が、地元にも代議士もいるでしょうが、もっと力のある代議士が近くにもいます。やはりその辺を通じて、きちんと実態をとらえて、なるべく早い時期に市が譲っていただければ譲ってもらうという方向で進べきではないか、こう思いますので、これはつけ加えておきたいと思います。答弁は特別要りません。そういうことでございます。  それから、先ほどもご答弁いただきまして、庁舎の隣接の土地のことについて、そういうことで話も進めておられるようですが、1つこれも合併を目指して、やっぱり手に入るものならばこれは英断をもって、隣接地ですから手に入れて、将来に向かっての調査の用地の面積をふやすということで、余計便利になるわけですので、そういう面でひとつ努力をいただきたい、こう要望したいと思います。  また、ただいまの答弁の中で職員の駐車場の部分で借りている土地もあるようでございますが、この辺についても、私は地主さんと折衝して売っていただいた方がいいと思うのです。それもひとつつけ加えておきたいと思うわけでございます。  この財政力指数とか、税収の点については、そうだからと言って合併を中止するというわけにはいきませんでしょうが、ひとつこういう点があるので、財政計画についてはきちんととらえて、間違いがないような財政計画をつくっていただきたい、このように要望しておきたいと思うわけでございます。  それから、債務負担行為で、これは将来の借金返済ということで、大変なことでございますが、今回6億3,107万ですか、住民情報機器借上料の債務負担行為がふえて13億3,588万7,000円という額になっておるわけでございますが、この借上料は期間が17年度から21年度ですか。記載されているのでは17年度から21年度、5年間です。これは、債務負担行為ですが、後で合併に対しての補助金というのは、そういうことで埋め合わせをするような考えでおられるのか、特例債との関係もあるでしょうが、その辺についてお答えをいただきたいと思うわけでございます。  それから、違う内容の質問でございますが、これは細かいのですが、107ページの下から4番目に外国人登録事務費23万8,000円が、戸籍住民基本台帳費の中で計上されております。外国人登録事務費。これは事務報告の36ページによりますと、現在、15年度で14年末で770人外国人が石岡に登録されておるという報告がされております。私も勉強不足でわからないのですが、正式に登録されておる外国人の場合、市税は徴収できるような内容なのか、よくわからないのですが、税金その他は外国人については取っておられるのかどうか、これをひとつお聞きしたいと思うわけでございます。  それから、国民健康保険、これが登録された外国人に適用になっているのかどうか、これはいろいろ事故とか病気で入院したりしておると思うのですが、この辺の実態について、お答えをいただきたいと思うわけでございます。これは国際化という時代で、大勢正式に登録されておるわけで、登録されていない外国人もいるわけですが、登録されている数で770名いるわけでございますので、この辺についてひとつお聞きしておきたいと思うわけでございます。  時間がないのでまとめてお聞きします。それから、179ページの上に土地区画整理事業費の中で、高浜台土地区画整理事業が、相変わらず総額で7万3,000円、金額は少ないのですが計上されております。高浜台の土地区画整理事業については、議会でもいろいろな議員から今までの中で中止すべきだ、違う方法にすべきだという声も、相当一般質問の中で出ていたと思うのですが、相変わらずこれを計上するのは、まだあきらめていない執行部がいるのかどうか、これをお尋ねしたいと思うわけでございます。  それから、教育関係で、197ページの小学校費です。小学校費の197ページの教育振興支援事業費の中の遠距離通学費補助、金額的には少ないのですが、17万2,000円計上されております。現在、遠距離通学については、児童はどこの地区で何名おられるのか、これはコインバスとの関係もございます。あるいは正式のバス、現在も通っておるバスの通学の場合もあると思いますが、その辺についての関係はどうなっておるのか、ひとつお答えをいただきたいと思うわけでございます。  それから、もう1点、223ページにありますが、保健体育施設費の中で、石岡小学校プール開放事業の1,881万6,000円の予算が計上されております。これは、多分私の記憶が間違いなければ、施政方針の中でも、いわゆる児童の学校5日制の経過でこれを生かしていくという方針が述べられておったと思うのですが、私、一般質問で聞いたことがあるのですが、いわゆる石小の子供さんも余り使われていないという実態です。新年度、どういうふうに全体で使うつもりでいるのか。あれだけの施設があるわけですので、私はもっと生かして使っていただきたいと思うわけでございます。  それで、三村にもあるわけですが、私は各小中学校のプールを1回改修すると何千万も、少なくとも5,000万はかかると言われて順次改修してきているわけですが、もう必要ないとすれば、もう1か所ぐらい東地区あるいは杉並地区あたりの学校で温水プールをつくって、市民全体が使えるような体制をつくる必要があると思うわけでございますが、その辺についての実態と、考え方をお答えいただきたいと思います。 30 ◯委員長磯部延久君) 企画部長・中村君。
    31 ◯企画部長(中村 栄君) 債務負担行為につきましてご答弁申し上げます。  債務負担行為を設定いたしますのは、当該年度以降の支出に対することでございまして、当該年度につきましても、この住民情報系機器借上料はかかってくるわけです。当該年度経費については、約8,300万、17年度以降が6億3,100万ということでございましす。この財源の考え方でございますけれども、1市町村当たり2億5,000万、4市町村で10億でございますけれども、合併特例交付金、これを充当したいという考えでございますけれども、この17年度以降については、とりあえずと申しますか、一般財源で計上させていただいているところでございますけれども、繰り返しになりますけれども、合併特例交付金を充当したいという考えでございます。  以上でございます。 32 ◯委員長磯部延久君) 教育次長・草間君。 33 ◯教育次長(草間 暁君) お答えを申し上げます。  最初に、遠距離児童生徒の補助金でございます。これは東小学校、府中小学校、三村小学校の3校の児童に、現在補助をしているところです。補助対象といたしましては、小学校にあっては4キロメートル以上、中学校においては6キロメートル以上で、バスで通学する児童生徒に対して補助を行っております。  学校ごとの児童数、ちょっと数字を持っておりませんので、ご容赦をいただきたいと思います。  また、石岡小学校のプールの今後の考え方というご質問でございます。プールに関しましては、石岡小学校のプールということで、新年度16年度につきましては、6月1日から7月の夏休みまでの平日の昼間につきましては、石岡小学校の体育の授業で使用するということでございます。そのほかの時間帯につきましては、当面これまで同様一般市民に開放していくということでございます。  また、土曜日につきましては、学校週5日制に伴いまして、児童生徒につきましては、昼間無料開放をしているところでございます。  以上です。 34 ◯委員長磯部延久君) 総務部長・関君。 35 ◯総務部長(関 正雄君) 外国人の市税の課税でございますが、課税しているところでございます。  以上でございます。 36 ◯委員長磯部延久君) 福祉部長・高木君。 37 ◯福祉部長(高木直之君) お答えします。  外国人の国保の加入というご質問でございますけれども、外国人登録を行っている外国人かつ日本に1年以上在籍する者は国保加入者となれます。  以上でございます。 38 ◯委員長磯部延久君) 建設部長・吉川君。 39 ◯建設部長(吉川安延君) お答えいたします。  高浜台土地区画整理事業につきましてお答えいたします。  現在の経済情勢を考えてみましても、区画整理を実施しても換地された土地が売れるかどうか、経済情勢から見て非常に困難な状況にございます。そういった意味からも、昨年度2度にわたりまして設立準備委員会の委員長の方に中止したらいかがかというようなお話をしてございます。私どもとしては、こういうような情勢下では難しいということを説明を申し上げておるわけなのですが、もう少し待ってほしい。準備委員会の中の内部の話もございますし、そういった意見も聞きたいので、会議の意見も聞きたいのだという話をしておりまして、待っているのですが、まだ正式な返事がございませんので、予算上は載せていただきましたが、これからも会長に対しまして中止の要望をしいてくつもりでおります。 40 ◯委員長磯部延久君) 教育次長・草間君。 41 ◯教育次長(草間 暁君) 答弁に漏れがございました。市内の学校のプールのこれからの状況というようなご質問かと思います。  現在、小学校におきましては、体育の時間のプールにつきましては10時間という、非常に少ない時間になってまいりました。また、中学校におきましては、1年生は必修でございますけれども、2年3年は選択制という形になってきております。そういう中で、今後、温水プールということは別にいたしましても、市内の小中学校のプールにつきまして、どのような形でつくっていくか、また維持をしていくかということを含めまして、校長会等とも十分協議をして決めて、検討していきたいと考えております。  以上です。 42 ◯委員長磯部延久君) 金井委員。 43 ◯委員(金井一夫君) それぞれお答えいただきましてありがとうございました。  保健体育関係の体力づくりということで、プールというのは非常に有効な施設でございますので、これは財政とかいろいろ問題はあるでしょうが、それはやっぱりもう1か所ぐらい温水プールをつくって、小学生が10時間しかプールをやらないのでは、学校にプールは要りませんので、そういうものを利用して日常的に体力づくりができるような、そういう方向をつくっていった方がいいのではないか、こう思っております。ですから、石小のプールについても、先ほど土曜日だけ小学生は無料だと。日曜日はなぜ無料にしないのか。祭日は無料だ。私は非常に疑問に思うのです。学校のお休みの日は、小学生は無料でいいのではないかと思うのです。これはご意見として言っておきますので、ひとつその辺を検討されるよう、要望したいと思います。  それから、最後に101ページです。街路灯、防犯灯の事業費の予算が計上されておりまして、質問もあったようでございますが、駅前の丸通さんの斜め前に駐輪場がございます。何平米あるかわかりませんが、相当の台数駐輪されておるようですが、この駐輪場の正面が、普通の20ワットの蛍光灯が3か所ぐらいついておるようですが、非常に暗くて危険であります。夕べも議会終わりまして、私どもの議員の何人かで会合しまして、あそこを通ったわけでございますが、かがんているといる人もよく見えないということで、整理する方も大変ですし、前のカオの場所で、やっぱり子供さんなどもたくさん使うわけでございますので、危険防止の上で、私はあそこに大きい水銀灯をつける必要がある、このように考えておるわけでございますが、管理する側としてはその辺の実態についてどのように考えておられるか、ひとつお答えをいただきたいと思います。 44 ◯委員長磯部延久君) 市民部長・金子君。 45 ◯市民部長(金子重夫君) 駅東の北側にあります駐輪場の敷地内の照明関係でございますが、今後十分実態を調査しまして、照明に努めてまいりたいと思います。 46 ◯委員長磯部延久君) 金井委員。 47 ◯委員(金井一夫君) 大変結構な答弁をいただいて、ありがとうございました。ひとつこれは、今、連れ去りとか、非常にはやっております。それから、自転車は相変わらず盗まれる、同じ人が何台も盗まれるような状況もございます。そういう中で、私は実態をよく調べて、早急に設置されるよう要望して、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 48 ◯委員長磯部延久君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午前11時53分休憩            ───────────────────────                   午後 1時33分再開 49 ◯委員長磯部延久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  上野委員。 50 ◯委員(上野榮一君) 上野榮一でございます。私は、まず教育の方の193ページの上から3番目、教科書採択協議会負担金4万5,000円とありますが、この教科書採択についての内容です。以前私は、8年ぐらい前だと思いますが、当時の教育長に質問したことがございます。その中で、この教科書の採用について伺ったときは、集団でというか、茨城県ならば県南方面とか、あるいは新治郡内とかある程度まとまった単位の市町村で共同で決めて作業するという話を伺いましたことがあります。このたびは、新聞報道等によりますと、教科書の採択については、各自治体の教育委員会が主体性を持ってやるべきであるというような、教育審議会か何かの過程の中で、そういう答申がなされて、通達があったのだかないのだかわかりませんが、教科書採択についての内容、今現在はどのような形で中学校、小学校、特に社会科の教科書について、どのような方法を持って採択に至るのか、その過程をお知らせしていただければなと。特に、教科書でも社会科の教科書の場合は、いろいろな考え方の持ち主がおります。本来ならば、公正中立であるべき社会科の教科書の内容が、出版社によって随分視点、論点というか、見方、考え方が違って、ちょっと私もここで発言で言いにくいことでありますが、革新的な考え方あるいは保守的な考え方から、それぞれの教科書は違うと思いますが、おおむね9対1ぐらいの割合で、各教科書会社がありますが、この件についてお答えいただきたいと思います。この件については、教育長の方から、長いこと教育畑を歩んでこられた責任者としてお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。 51 ◯委員長磯部延久君) 教育長・小松崎君。 52 ◯教育長(小松崎 忠君) 上野委員のご質問にお答えします。  石岡地区は、第五地区の教科書採択地区となっております。ご質問の中に、社会科の教科書についてどうなのだというご質問がございましたが、確かに社会科の教科書につきまして表記上ミスが出まして、それらについては出版会社より訂正箇所の要望がありまして、教科書にこのように張り替えてくれという指示もございまして、実施いたしております。  また、今年度新たに採択の会議もございますので、出版会社等にもそのようなミスが出ないようにお願いしてまいりたいと思います。 53 ◯委員長磯部延久君) 上野委員。 54 ◯委員(上野榮一君) どうも教育長のお答えは、私の期待しているような内容とは全然かけ離れている。だれが書いても、だれがつくってもミスはあります。ミスはありますが、そういうことを聞いているのではなくて、教科書の、特に社会科の教科書の場合は、歴史観あるいは国家観の違い、執筆者、編集者によって大きく異なります。こうした中で、過去にいろいろ問題がありましたが、この会社のこの教科書を採用しようという方向性が出てくると、批判、抗議の電話、そのぐらいならまだいいのですが、いろいろな形で圧力をかける、脅しもある。脅迫もある。教科書採択の審議会に出た教育委員とか、審議に参加していた委員に、その家に火をつけてしまうような過激な行動に走った者、私は非常にこの件については、やはり教科書の採択については、公正中立であるべきであるし、できるだけ日本の伝統的な歴史観そしてまた文化観、国家観、これからの日本の国は、やはり実質的に自分の国に誇りを持って、自分の国の歴史、自分の国の先人のいろいろな功績、これに誇りを持たなければならない。どの国にも、だれにも人間、光の部分もあれば影の部分もある。よその国のことは大げさに騒がないで、同じことが起きても、自分の国の起きたことは針小棒大にして、よその国にまで行って自分の国を批判する。そして、その批判した者を誘導してもらってさらにマスコミに載せて、ひどいやり方があります。そうした中で、例えば電話攻勢だというと、あの委員が気に入らない、あの委員を攻めれば何とかなるあるいはあの教育長を攻め落とせば何とかなる。こういうことで、夜中まで、深夜2時3時に至っても代わりばんこでみんなで組織的に圧力をかける、こういう事件が全国津々浦々でたくさんありました。そういうことは、教育長も十分ご存じだと思いますが、私が言っているのは教科書の記載のミスがあったとか、そういう意味ではないのです。意図的にある考え方を持って、自分たちの思うような方向に次の世代、日本の国のあすを担って背負うような子供たちに、こういう考え方を持たせようと意図的に考えて誘導する教科書の記載は、私はいろいろあると思うのですが、一々教科書出版会社の名前を挙げませんが、できるだけ公正中立にお願いしたい。自分の国を誇りに持てない人がよその国を尊敬したり、あるいは理解したりすることはできないはずだと私は思うのですが、この件についてどのような出版社、名前は言いませんが、どういう形でこの教科書採用に至るまでの経過を詳しく教えていただきたい。このように思うわけでございます。よろしくお願いします 55 ◯委員長磯部延久君) 教育長・小松崎君。 56 ◯教育長(小松崎 忠君) 上野委員のただいまのご質問にお答えいたします。  確かにおっしゃるように、日本の国の主張が曲げられて、よその国に迎合するような表記になっている部分もあるかと思います。日本の国の将来を担う子供たちが、正しい日本のあり方を身につけなければならないということは、私も十分考えております。政治的なものに左右されない、教育は中立であるということですので、その辺がなかなか難しいところなのかなと感じているところでございますが、議員おっしゃるように、もう少し日本の国をみんなが尊重し、大事にし、先人の功績を認めていくような、そのような生き方というのを、これからの若い子供たちにしっかりと押さえていく方向性、そういう点を大事にしていかなくちゃならないということは、委員のおっしゃるとおり同感でございます。  以上でございます。 57 ◯委員長磯部延久君) 上野委員。 58 ◯委員長(上野榮一君) 教育長の公的な、建前上の趣旨はよくわかりました。どういう方法をもってその過程が教科書採用に至るのかということを、私は聞いているので、非常にいろいろな政治的な思惑、関連があって発言しにくいと思いますが、私は思想的なことを強要しているわけでもないし、どういう方法でどういう人たちが、どういう団体がどのような形で採択に至るのか。別に社会科に限りません、いろいろな教科書を含めて、その過程はどういう方法をもって結果が出るのか、それを聞いているのです。よろしくお願いします。 59 ◯委員長磯部延久君) 教育次長・草間君。 60 ◯教育次長(草間 暁君) 教科書の採択の過程でございますけれども、先ほど教育長答弁しましたように、石岡市は第五採択区になってございます。委員が各市町村の教育長と教育委員が採択の委員になってございます。その下に、各小中学校からそれぞれの教科の専門の教職員が任命されまして、それぞれの教科ごとにいろいろな資料を集めまして、その中でまずたたき台を専門部会の中で作成するわけでございます。それに基づきまして、先ほど言いました教育長、教育委員長が委員になっています採択区の中で最終的には決定をするという、教科書を採択する流れについてだけ、私の方からご説明を申し上げました。 61 ◯委員長磯部延久君) 上野委員。 62 ◯委員(上野榮一君) きちんと遠回しに言わないで言っていただければ、早く終わってしまうのだけど、私はこれを5分ぐらいで答弁をもらえば終わったのかもわからないですが、問題は、教育委員のほかに現場の先生方の代表というか、それぞれの教科ごとの、その方が、政治的に思想的に公正中立な考えを持った人が選ばれればいいのですが、今までは教育委員会はまるで無視というような、形骸化していて、現場の先生方あるいはOB方が、自分の意図する方向に導いて教科書採用に至ったわけですが、その委員の選考の方法もいろいろあると思うのです。今後、やはり教科書問題、特に社会科の教科書については、厳正に公正中立な考え方の人を選んで、それでだれもがなるほどこれならと納得する教科書を選んで、採択していただきたい、このように要望するのです。例えば、社会科の教科書でいろいろな写真が出ます。例えば戦時中、合成写真、戦時中敵国だということでつくった宣伝映画、そういうものがいかにもあったように教科書にその1こまを載せてしまう。そういうものがたくさんあります。いろいろ細かく言ったらきりがないので、私はここで政治的な演説会をするわけでもなんでもありませんので、一応そのような要望を伝えまして、次に移ります。  201ページ。教育研究事業で、心の教室相談員報償33万4,000円とありますが、この件について詳しくご説明していただければと思います。よろしくお願いします。 63 ◯委員長磯部延久君) 教育長・小松崎君。 64 ◯教育長(小松崎 忠君) 上野委員のご質問、201ページの心の相談員の報償33万4,000円、この項目です。これは、石岡中と府中中には専門の方が2人いまして、大変恵まれている2校は、そういうところでは十分精神ケアができているのですが、城南中と国府中においては、そういう専門的な方の配置がなされておりませんので、心の相談員ということで、毎日ではないのですが、それぞれの学校に1名ずつ相談員を配置して、いろいろ校内の問題を持った、悩みを持った子たちの対応に当たってもらっております。  以上でございます。 65 ◯委員長磯部延久君) 上野委員。 66 ◯委員(上野榮一君) 在学中の思春期を迎えた子供たちにはいろいろな問題が生じてきますので、自分から進んで相談に行く子供、あるいはそういうのを無視する子供たくさんおると思います。これは私はこれ以上聞きませんが、心の教室ということで、子供たちが素直に育ってくれるように、そしてまた学校問題についても、登校拒否とかあるいは学校のいじめとか悩みとかいろいろあると思うのですが、いずれにしましても、子供たちの心、できれば澄んだ心でいていただきたい。私は子育て失敗して、子供のことについては余り発言する資格も能力もありませんが、この関連で、ページが1ページ戻りますが、199ページ。中学校費のところです。教育振興で、進路指導対策費補助金60万円とあります。この件について、どういう進路指導の仕方、対策を重ねるための事業の補助金なのか伺いたい。まず、この件についてちょっとお伺いいたします。 67 ◯委員長磯部延久君) 教育長・小松崎君。 68 ◯教育長(小松崎 忠君) お答えいたします。  中学校の進路指導は、義務教育が終わりまして、高等学校ということで、非常に進路指導においては十分気をつかって日ごろから取り組んでいるところでございます。高校入試は終わって一段落したところでございますが、第二次募集もございますけれども、そういういろいろな先生が学校のこと、学校の様子の説明会に行ったり、あるいはまた願書を提出したり、調査物、調査書を提出したり、いろいろな進路に対する細かな出張等がございます。そういうために役所の方からいろいろご配慮いただいて、そのような予算が立てられているわけでございます。  以上でございます。 69 ◯委員長磯部延久君) 上野委員。 70 ◯委員(上野榮一君) 実は、私この進路指導のことで、余り深く追及するわけではございませんが、余りにも子供たちの心を傷つけるような、それも一生涯絶対忘れないような、そういう問題がありますので、この件についてここで若干質問、そして考え方、それからどういうふうにするのかということで、私の方からちょっとお伺いしながら述べてみます。  実は、高校受験が終わったわけですが、発表も終わりました。この件について、ある中学校から複数の生徒が同じ高等学校の入学試験を受けた。その結果が、子供たちがおやっと、周りの子供たちも何だそれと、考えられない、信じられない、こういう結果が出たのです。私は調べた結果、中学校側に先生側に大きい問題があったのではないか、そう思いましたが、結果責任ですが、これは高等学校側にあると。しかし、その過程で若干のいろいろな配慮があったということは、否めない。証拠がどこにあるのだと言っても、物証はありません。例えば、内申書、情報公開制度に基づいて見せてくれと言ったって、子供の悪いことは、そんなに今は書かないと思います。成績の評価はともかく。ここで、若干触れておきたいのですが、例えば私立の中学校に3年生が2学期までいたと。そこで学習意欲、能力が低いからではなくて、不祥事の重ねがあって非行化して退学させられた。地元の中学校に、また義務教育の方に戻ってきた。3学期から、正式には正月明けで3学期、その子供さん。そして片方は、まがりなりにも部活に励んで、何部とは言いませんがスポーツをやって、リーダー的な存在で、しかも運動会等では、話によりますと応援団長までやって、一生懸命やってきた。成績もその高等学校には間違いなく入れるだろう。本当はもう1つ上の学校を目指していたのです。ところが親たちが、無理してそこまで背伸びしないでもいいよと。間違いなく入れる近い学校に行きなさいということで、子供もそれに応じた。当然合格できるものだと思っていた。ところが、あにはからんやふたを開いてみると、一生懸命やってきた方が、成績も点数で言うと、子供たちがお互いに同じ学校ですから、同じクラスではありませんが、突き合わせたら、不合格になった方が18点ぐらい多かったと。点数が高かった。非行もない。学校でも部活を一生懸命やってきたし、いろいろな問題では学校の中でリーダー的な活躍をしたことも随分ある。そういう子供が不合格になってしまって、点数が低くて非行を何回も繰り返して、私立の中学校は退学までさせられて、その子供が受かっちゃった。同じ学校ですから、当然同級生ですから、友達の間でも一斉に評判に、落ちた方はおかしいなと思っても文句を言うところがない。こういうのがたくさんあるのですが、その過程の中ではいろいろあったと思います。もちろん、合格した子供の方は、おじいちゃんも校長先生の経験者、お父さんも現在県立高校の教師をしております。そういう関係で、いろいろ手心はあったと思うのですが、私はそういうのはどの世界にも、光の部分、影の部分、グレーがかった灰色の部分あると思います。場合によっては、必要悪の部分もあるかもしれない。しかし、同じ学校の生徒で、よくわかっている同士です。こういう生徒同士が逆の結果になってしまって、一生涯心の傷、忘れようとしても忘れない。大人たちにも、そんなにぶーぶー言っているわけではない。ただ、本当にがっかり落胆してしまって、人間不信というか、学校の先生までに対して不信感を持ってしまった。親は学校の先生には、本当に尊敬するようにという教え、しつけが通っていたはずで、学校の先生に対して悪ぶれた、そういうことは一切聞いたこともありません。しかし、こういう問題は、一生涯残るので、私は警鐘なんだという意味で、今回もこの問題を取り上げたのですが、今後二度とこのようなことが起こらないようにしていただきたい。そのためにはどうすべきか、その問題についてお考えを聞きたいのです。  この子供は、今、県立に行こうか、別な二次募集で行こうか、あるいは私立で恥ずかしくていられないから、県外の全寮制の学校に行こうか、親子ともども悩んでおります。私が言いたいのは、この子供の将来、大きな傷になっていますから、この子供の信頼を回復するには、二度とこういう問題が起きないようにしなきゃならないけれども、問題は、どこの世界でもあるのですが、さじ加減で不合格になる人を合格させる、こういうことはあるのです。しかし同じ学校の友達同士がそういうことになった場合に、困るのです。すぐわかってしまうのです。みんな友達ですから。こういうことがないようにしていただきたい。  以前にも、市役所の採用試験の話ですが、市役所と言ってもどの職とは言いませんが、体育も学力もずっと上の人が一緒に受けた、同級生です。劣る方が採用試験に受かってしまった。優秀な方が採用されなかった。苦にしてこの子供は高校を出てから18歳、首つり自殺して、これは抗議の意味で。これもあすの国を、あるいは郷土を背負って立つような人の芽を摘んでしまう。やっぱり同級生同士、同じ学校同士が受験したり、あるいはいろいろな採用試験でもそうですが、こういう場合は、本当によくよく気配り、配慮をしてやらないと、首をつって自殺、抗議するだけの問題ではありません。子供たちの間で、学校の先生もこんなでたらめやっているのだ。学校ってそんなにいい加減なのだと。日ごろあんな立派なことを言っておいて。何だ裏でこんなことをやっているんじゃないか。大人の間では、お金がかかっているのではないか。何かおかしいのではないか。こういううわさもありますが、大人はともかく、子供が二度とこういう思いをしないように、今後どうしたらいいのか。今回の責任は高校側にあるというふうに聞いておりますが、ひとつこの件について考えを、今後の対策を述べていただきたいと思います。 71 ◯委員長磯部延久君) 教育長・小松崎君。 72 ◯教育長(小松崎 忠君) 大変難しいご質問で、なかなか答えづらいのですが、ご存じのとおり、高校の入試につきましては、まず学力検査というのが1つ項目にございます。もう1つは、今までの学校でのいわゆる生活ぶり、学習ぶり、そういうので調査書というのが高等学校の方へ提出されるわけですが、その両方を見まして、学力検査の結果を見まして、それから調査書の点数と言いますか、合計を出しまして、成績のいい順に並べて高校側ではA群とB群という層に分けまして、A群はおおむね合格、B群に入った子に対しては、調査書の内容がよければA群に入れるという、そういう操作をしまして、それで合格発表ということになってくるかと思うのです。その調査書を重視する高校もありますし、学力考査を重視する割合、それは学校によって変わってくるわけなのですが、そういうことで合否が決定されるという選抜の方法でございます。  中学校の教師を、私もやったことがありますけれども、やはりどの子にも目的の高校に入っていただきたいという気持ちは同じでございます。調査書につきましても、いいところを認めまして、そして書いてあげている教師が大部分ではないかと思います。そして、成功あれという気持ちで送り出して、挑戦させているのではないかと思っております。そういう気持ちは変わらず、今後とも中学校教育をやっていけるように見守っていきたいと思います。 73 ◯委員長磯部延久君) 上野委員。 74 ◯委員(上野榮一君) 何回も同じことをしゃべると時間が進んでしまって、ほかの委員にも迷惑をかけますが、今、教育長の考え方あるいは見守っていきたい、私は見守っていきたいという意味がどういう内容を含んでいるのか計り知れませんが、今後どうしたらこういうことが、同じ問題が起きて、子供の心を、さらなる数がふえないようにしたらいいのかなということを聞いているわけなのです。聞くところによると、校長先生経験者2人、県立高校の校長先生2人に聞きました。片方の経験者によると、人間社会だから、教師は教師のいろいろな仲間うちというか、仲間意識があって、そういう問題もあって、何とかうちの子供とか、この子供何とか頼むよと言われれば、義理である程度のレベルに達していれば、無理かなと思っても合格させざるを得ないのだよと。その場合に、だれか落とさなきゃならないのだと。だれか選んだ、トランプで言えばばば抜きのばば、指名されたところが、その子供が非常にかわいそうだし、そうしないとできないのだということもわかってきたのですが、今後、こういうことが起きないように、子供たちの間で学校の先生ってすばらしいのだな。本当に私たちに勉強を教えるばかりではくて、人の道も教えてくれるのだな、こう尊敬されるような、1人の子にも疑われるような、不信感を持たれるような、そういう不祥事は起きないようにお願いしたい。今後ともこの件について、十分学校の、今後の教員の問題については、教育長の方からも、石岡市の教育委員会の方も、各学校に進路指導等についても十分公平になされるように、何らかの形で指導していただきたいな、このように思っております。以上で、答弁はいいです。  次です。また教育委員会関係なのですが、213ページの真ん中辺に、登録文化財診断委託料37万8,000円とあります。この別紙の第4次総合計画に基づく実施計画2004年から2006年とあります。人が輝き歴史の息づくまちということで、これの36ページ一番上の段です。事業の概要について書いてあります。私たちの身近にあって印象的な街並みを演出している建造物等で、再びつくることのできないものを文化財として登録することを促し、支援するためだということで、登録文化財制度活用事業、うたっております。  これは、およそのことは十分わかるのですが、過ぎたことですが、二度とこのようなことを起こさないために、こういう登録制度についてどういう方向で、迅速に、後手に回って取り返しがつかないことになるようなことがないように、ちょっと関連でお話ししますが、以前、7年、8年前になるのでしょうか、石岡の青木町というところに、昔常陽銀行の前身であります川崎銀行、レンガづくりのすばらしい小さな建物ですが、今となっては、昔は立派な建物でしょうが、これは設計者が昔の帝国ホテルと同じ人が設計したのだと。同じような建物が全国的には、千葉県佐原市にもある。この建物ですが、愛知県の明治村、あそこにぜひ計画性をもってやるから、寄贈してくれと持ちかけられたことがあるそうです。その後、名前を出してもだれも知っていますから、青木町の舘野さんという方の家です。市の方に、市長を初め教育委員会関係者にも、近々この家を、雨漏りしたので、家も古いし、建物も戦前からのもので建て替えたいのだけど、歴史的な建造物だから市の方でどうですかと持ちかけたのだけれども、ああでもない、こうでもない、歳月ばかりたってしまって、結果的にこれ以上待てないということで、取り壊してしまった。非常に由緒ある建物で、この間も市報の表紙に載ったような記憶があります。最近、今年かな。今の横田市長ではございませんので、前の市長のところに持ち込んだと。私、舘野さんという方にも伺ったことはあるのですが、結果的に何の結論も出なかった、そういうことの経験がありますので、本当にいいものを失ってしまった。これを、例えばどこか石岡で、特にここにと指定する場所へ解体して、移築すれば、1億ぐらいかかるのだかどうか知りませんが、福島県の方から持ってきた曲屋なんというのも、買ったのは200万円、解体して運んで、保管して、設計屋さんに頼んでもう1回やり直して、結局1億、私の記憶では1億3,000万ぐらいかかってしまったけれども、他県のものを持ってきて、風土記の丘に今あります。自分の郷土の立派なものを、いとも簡単に解体して見過ごしてしまう。こういうことがあってはならないと、私は思うのですが、こういう問題が再び起きないように、万一そういう登録するのも知らない人がたくさんおりますが、こういう制度があるのを。登録した場合には、どういう手順を踏んで、どういう形で市当局の方で手厚くその歴史的な建物が保存されるようになるのか、その手続上の問題、二度と起きないようにするにはどうしたらいいのか、この件についてお答えしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 75 ◯委員長磯部延久君) 教育次長・草間君。 76 ◯教育次長(草間 暁君) 登録文化財についてご説明を申し上げます。  石岡市におきましては、平成14年度からこの事業に取り組んでまいりまして、14年度に6件。今年度15年度に6件を文化庁の方に登録を予定してございます。16年度におきましても、予算計上させていただいているところでございます。ただ、市内で条件に合いましても、家庭にうちの方の職員がまいりまして、ぜひこの登録制度を説明しまして、お話をするのですが、なかなか壊す予定があるとか、そんなにいつまでも建てておかないとか、そういうことで、非常に協力してくれる方が少なくなっているのが現状でございます。そういう中では、16年度におきましては、市内中心市街地ばかりでなく、高浜方面も含めた中で、この制度を適用してまいりたいと考えてございます。  また、答弁、逆になってしまいましたけれども、登録文化財制度の登録の対象となる施設でございますけれども、建築後50年を経過した建造物で、広く親しまれていたり、現在では珍しいデザインをしていたり、再現することが容易でないすぐれた技術が用いられているものなどにつきまして登録をしてまいります。  ただ、この特典といたしましては、建物の2分の1の固定資産税の免除という特典のみでございますので、先ほどもお話し申し上げましたように、なかなか個人によっては協力をしてくれないというのが現状でございます。ただ、これからもこの制度につきましては、市民の方にも周知をしながら、できるだけ古い建物を壊さないで残すような方向で検討をしていきたいと考えております。 77 ◯委員長磯部延久君) 上野委員。 78 ◯委員(上野榮一君) おおむね了解いたしましたが、ただ、今、教育次長がおっしゃったように、なかなか自分の土地の範囲の中で住むあるいは使うということになると、承諾しない方もあろうかと思います。しかし、歴史的なあるいは価値のある先々、近い将来立派な文化財として指定されるような、市とか県とか国とか、国というのはなかなかないでしょうが、そういう建物について応じてくれない場合、買いとって別な場所へ移転、その土地は使ったらいいでしょうと。だから、幾日までに買い取りますから、移転しますから、このぐらいの期間は猶予していただきたい、こういうことは考えておりますか。 79 ◯委員長磯部延久君) 教育次長・草間君。 80 ◯教育次長(草間 暁君) お答え申し上げます。  現時点では考えてございませんけれども、現在文化財マスタープランを策定中でございます。その中では、そういう登録文化財にかかわらず、遺跡関係でどうしても個人が手放したいという場合には買い取るということも十分検討していきたいと考えてございます。 81 ◯委員長磯部延久君) 上野委員。 82 ◯委員(上野榮一君) 手放したいということになっても、時間的な制約がある場合、もうすぐ家を壊してこういう建物を建てなきゃならないのだから、買いとってくれるなら持っていってくれ、こういう場合に、予算上の問題が出ます。そういう場合に、予算がまずそれだけの解体して、移築までいかなくても、解体して搬出する、運搬する、どこかに保管する、そのぐらいの予算が間に合わない場合には、どういう形で、例えば1年先の話ではなくて、あと2か月とか3か月でやってくれと言われた場合に、どういう措置をとりますか。 83 ◯委員長磯部延久君) 教育次長・草間君。 84 ◯教育次長(草間 暁君) お答え申し上げます。  ただいまのご質問でございますけれども、正直なところ、まだそこまで検討していないというのが実情でございます。今後、上司とも十分相談をしながら、どのような措置がとれるか、検討をしてまいりたいと考えます。 85 ◯委員長磯部延久君) 上野委員。 86 ◯委員(上野榮一君) 時間もたってしまって、ほかの委員に迷惑をかけてしまって大変申しわけないので、今の歴史的な建造物については、舘野さんの旧川崎銀行、あんな立派なものを失ってから、失敗したなと悔やんでも悔やみ切れない、なくしたものはどうしようもないのですが、こういうことが間に合わなかった。もたもたもたついて、予算上のことでもたついたのだろうと思うのですが、理解は十分あったはずです。それで聞いたのです。教育委員会関係はこれで終わるのですが、私がこれまで教育委員会関係の質問の中で、答弁をもらったり、質疑をした中で、市長も居眠りなんかしないで、じっと聞いていたのを知っているのですが、教育関係について、今、私の言った中で、市長のやりとりを聞いて感想、ここは私ならこうしますよ、そういう考え方があれば、一言、教育関係について述べていただきたいのですが、よろしくお願いします。 87 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 88 ◯市長(横田凱夫君) お答えと言いますか、上野委員と教育委員会のやりとりを拝聴していまして感想ということでございますが、終始非常に、まさに石岡市としての将来を含めて大切なことばかりのご議論でございまして、特に前段、子供たちの将来を考えた、何と言いますか、素直に成長していってもらいたいという心というか、気持ちのこもったご議論、そしてその前に教科書選定もございましたが、まさに教育の観点から拝聴していますと、大事な、大切なことだと思って聞いておりました。  そして後半でございますが、登録文化財を含めて、石岡市内の貴重な由緒ある建物、文化財的な建物に対する姿勢、これに対しても、私としましては拝聴していまして、市長としましても、非常にまちづくりにおいてはポイントにするべき課題でございまして、歴史あるいは伝統あるまちづくり、歴史の見えるまちづくりというようなことで進めておる観点からも、非常に建設的で、将来に向かって重要なご議論を拝聴しまして、大変参考になりました。そういう感想でございます。 89 ◯委員長磯部延久君) 上野委員。 90 ◯委員(上野榮一君) 市長の言葉を慎重に選んでの感想をいただきまして、ありがとうございました。私もまだ古墳の関係とか、国衙跡地、それから国分尼寺の、いろいろ言いたいことはあるのですが、省略いたしまして、都市建設関係です。
     これも何点もあるのです、本当は。神栄跡地の複合文化施設等もあります。しかし、言いたいことはあるのですが、全部はしょりまして、都市計画、174ページ。これを見ればわかるとおり、ほとんどが都市計画の方は、義務的経費ばかりで、新規事業というものは、目新しいものは何もありません。6号国道のバイパス問題、それから今、基本構想の中で駅舎、JRの橋上駅の問題、あるいは駅前周辺の問題、いっぱい抱えておりますが、今年度はこの主だったものは特につけなかった理由についてです。張りついている職員は何人もいるのですが、どういう理由で16年度の都市計画は、新規事業がほとんどないのですが、その理由について、ちょっと説明していただきたいのですが、よろしくお願いします。 91 ◯委員長磯部延久君) 建設部長・吉川君。 92 ◯建設部長(吉川安延君) ご説明いたします。  都市計画費の中で、街路関係の予算が新設、新規の事業がないわけでございますが、一般質問の中でもお答えしていますように、16年度は駅前等の準備、あるいは6号バイパスが進捗すれば、傾城線の準備あるいは県の方で整備に着手していただいております、泉橋から355の都市計画道路、県道ではございますが、都市計画道路の16年度は用地測量、買収に入っていただけるものと思っておりますが、これらにつきましても、市が全面的に協力をいたしまして、早期完成を目指しておるわけでございます。  それから、予算上にはあらわれてきておりませんが、都市計画課で、現在筑波線の、県にかわりまして用地買収業務に当たっているところでございますので、そういう関係がございまして、ちょうど切れ間と申しますか、市の都市計画街路の整備に1本も入れることかできなかったわけでございますが、そういった準備の段階で、17年度からは新しい新規の事業に入っていきたい、そのための準備期間の1年間だとご理解いただければ幸いでございます。 93 ◯委員長磯部延久君) 上野委員。 94 ◯委員(上野榮一君) よくわかりました。まだいっぱい質問したいこといろいろあるのですが、次の方もございますので、本当に、きょうはどうもありがとうございました。 95 ◯委員長磯部延久君) ほかに。山口委員。 96 ◯委員(山口 晟君) 山口でございます。総務費について93ページ、市民会館のことについて市長にお伺いしたいのです。今、この横田市長になりましたときに、私も1回は質問しているのですが、今、私たちが神栄跡地の問題で、恐らくよその会派でもいろいろな文化施設を視察に行っていると思います。今、市民会館とか文化会館というのは、文化センターというのは、大体、土曜、日曜が平均すると多く、事業なんかでも土曜、日曜か多く使うわけです。そのために、今、前市長のときから土曜、日曜が一般の職員と同じように休みになっているのです。そのため、音響とかいろいろなものも別に頼んでいる状態で、あとは臨時的な、これは以前は職員がやっていました。適材適所ということで、私は市民会館等は普通のところと違うので、それなりの適材適所の職員をということで言ったのです。日曜を休みではなく、もとに戻すようなことが必要かなと、私は思うのですが、市長の考えをお聞かせ願いたいと思います。 97 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 98 ◯市長(横田凱夫君) 市民会館の運営のあり方についてのご質問でございます。  特に、土日の対応でございます。また、具体的に音響等という問題点もございます。県立文化センターも同じでございますが、あの種の会館、特に音響等はかなり専門的な知識と言いますか、技術を必要とするようなことで、現在委託をしているわけでございます。職員を養成するのは、なかなかそこまでは容易でないのが現状かなと。ああいう特殊な事業を展開する会館の1つの運営課題には、これはどこも県内なっていると思います。石岡ばかりではないと思います。それでいいとは思っておりませんが、そういった中で、土日につきましても、特に貸し出しをしていないということはないはずでございます。貸し出しもしておりますし、そういうことのないようなやり方は、対応しているはずです。土日の貸し出しはやっているところであります。  市の職員を配置すべきだという問題でございます。これにつきましても、確かに1つの時代のあり方としては、課題になってくるわけでございますが、市民会館以外の、例えば図書館とか公民館とか、いろいろな公共施設が、市民の利用する施設がございますので、そういった中で検討する課題であるという認識をしております。 99 ◯委員長磯部延久君) 総務部長・関君。 100 ◯総務部長(関 正雄君) 今の関係についてお答えしたいと思います。  土日は職員、基本的には休みになってございますけれども、いろいろな事業が入っております場合、やはり職員がいないと動かない部分がございますので、職員が出席して土日の事業については、今のところ賄っているところでございます。  以上でございます。 101 ◯委員長磯部延久君) 山口委員。 102 ◯委員(山口 晟君) その問題は、この前から聞いていますので、たまたまこの前も私は群馬の渋川に行ってきたのですけれども、この前行ったところはどこだったか、土曜、日曜休みなしに、ああいうところはやっているのです。そして、どうしても土曜、日曜を使って、月曜日、職員が休むと、そのときには別の方を置いておくということで、フル回転して、よそでやっています。  今も市の職員が日曜、土曜日は事業があるときには出ています。確かに出ているのです。でも、いろいろなときに土曜、日曜に行って、市民会館で何かいろいろなことを打ち合わせしたいなと思っても、やっぱり職員がいないので後できてくださいと、また二重に行かなければならないというのが、やっぱり不便を感じているというのが一般市民です。ですから、これは渋川でも、大体音響なんというのは簡単なのです。きちんとした音響があれば、普通のちょっとした方でもできるのです。今までやっていた方がかわったときにそれを指導してやればできることなので、やっぱり適材適所、そういう方をなるべく市民会館に回す。そして土曜、日曜はやっぱり文化施設は、休みはまずいと思うのです。その点を考え直す必要があるかどうかということを、私が質問しているわけで、音響の問題ではないのです。一生懸命実施事業については、努力をしているということは、私もよそから聞いて、一生懸命やっているということで、この前も6市町村長の集まりでも、暴力団の問題も各そういう公共事業債を入れないということが決まりましたので、そっちの問題も一生懸命やっているというのはわかります。ただ、もう少し土曜、日曜を文化センターとか今からやっていくと、市は土曜、日曜はそういう文化施設は職員が休みというのは、私は市民に一番利用されるところが、土曜、日曜がいないというのは、これはやっぱり、私はまずいと思うので、その点もう1度考え直す気があるかどうか。 103 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 104 ◯市長(横田凱夫君) お答えします。  現在、従来と違うあり方を望むという考えはまとまってはおりませんが、検討する課題として対応してまいりたいと思います。 105 ◯委員長磯部延久君) 山口委員。 106 ◯委員(山口 晟君) わかりました。本当に市長になったときから、私はこの問題を取り上げているのですが、よろしく、市民に不便をかけないように、そして担当がこういうことはできるのですか。その費用だってういてくるのです。ですから、別のに回すことができるので、その点、よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 107 ◯委員長磯部延久君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時34分休憩            ───────────────────────                   午後 2時51分再開 108 ◯委員長磯部延久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  池田委員。 109 ◯委員(池田正文君) それでは、私から1点だけお伺いいたします。  細かい各事業、施策につきましては、前日あるいは前々日と、細かい係数を含めましてご審議がありましたので、私からは1点だけ。平成16年度の主要施策に対しまして、市長からの所信表明がございました。この中で、基本的な考え方ということで、当市も市制50年を迎えて、今、関係各位のご努力によりまして合併協議が円滑、順調に進んでいることは承知しております。その中で、合併を間近に控えまして、石岡市の将来像であります人が輝き歴史の息づくまちの実現を図るため、新たな情熱を持って市政の発展と市民一人一人が豊かさとゆとりを実感できるまちづくりを目指し、全力を傾注する決意でありますと、非常に力強いお言葉が述べられております。  そこで、平成16年度の予算書を見ましたところ、仮に合併が順調に、来年の3月にされるということを前提にしますと、合併前の最後の予算編成でありながら、余り平年と変わらないような印象を受けました。新たな新規事業につきましても、これでは合併前に必要と申しますか、優先順位が高いのかどうかを含めまして、市長の基本的な予算編成に対する考え方を伺いたいと思います。 110 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 111 ◯市長(横田凱夫君) お答えいたします。  所信表明市政執行方針の中でも述べているところでございますが、現在、さまざまな分野において構造改革への取り組みが行われているわけでございます。これは、国、県、各自治体同一課題でございます。とりわけ、地方分権改革、この改革は、地方自治体運営の基本にかかわる重要な柱であると認識しているわけでございます。  そういった中で、税源委譲につきましては、政府は骨太方針第三弾において、三位一体改革について決定をされたところでございます。委員ご案内のとおりでございます。その中で、国から地方への地方交付税税額の抑制が行われるわけであります。一方では、国庫補助について18年度までに4兆円程度を目途に廃止縮減するなどの数値目標が掲げられたわけでございます。また、税源委譲は、基幹税の充実を基本に行う、こういったことなど、地方の自主自立に向けた改革への道筋が示されたわけでございます。  こういった中で、16年度の予算編成をしたわけでございますが、構造改革に移行しながら、真に市民に必要な行政サービスをみずからの責任で自主的、効果的に、効率的に展開するというような、本格的な分権社会と言いますか、分権型の社会にふさわしい行政運営を行うために、徹底した行財政改革、この推進が求められている折から、そういった線の上に乗って編成したわけでございます。  市税においては、若干の増があるものの、交付税とか、あるいは臨時財政対策債が減少となるなど、極めて厳しい財政状況のもとでございますが、財政調整基金あるいは減債基金などの取り崩しを行いながら、国あるいは地方財政の動向、石岡市の行政改革懇談会の意見を踏まえまして、事務事業の優先順位、そういったものを厳しい選択の中で、経常経費の節減を図るなど、将来の財政の健全化を念頭にしまして、市民福祉の向上と社会資本の整備に可能な限りの予算配分を行いまして、編成をいたしたところでございます。  また、本年度は、来るべき市町村合併に向けたと言っていいかと思いますが、国道6号バイパスなどの幹線道路網の整備促進、また中心市街地の活性化などの重点課題に取り組みまして、本市のステップの年だと考えているわけでございます。具体的には、本会議来ご議論いただいてるところでございますが、神栄跡地の利活用あるいは駅周辺整備の基本構想の策定あるいは学校施設の整備のための調査費、さらには給食センターの建設の実施設計など、当市の課題に対しましても重点的な予算づけを行ったところでございます。  さらに、石岡市第4次総合計画に基づく実施計画との整合性を図りながら、少子高齢化社会に対応した福祉施策の充実、特に福祉施策につきましては、在宅福祉、地域福祉をさらに充実と言いますか、各地域、市民ぐるみで福祉の心、認識が高まるようなあり方が大切だということから、ホームヘルパーなど、地域福祉システムを展開している社会福祉協議会の中に、さらにその充実した展開が、社協中心に、社協機能が生きるようなあり方を取り入れたものにしたわけでございます。  さらには、情報化の推進あるいは教育施策の充実、また都市基盤の整備など、各施策の着実な実現を目指したところでございます。申し忘れましたが、少子高齢化においては、特に高齢化社会の対応もあいまって、ふれあいの里の中の事務を充実したあり方で、市民の健康づくりに重点を置いて取り組むのが必要であるという観点から、その体制も整備してまいろうというものも盛り込んでございます。  いずれにしましても、地方財政、大変厳しいものになってございます。あと3か月もしますと、次年度以降の方針を盛り込んだ、政府の骨太方針第4弾が決められるわけでございます。今後の財政運営につきましても、石岡市行政改革大綱の推進を図りながら、財政の健全性の確保に努めて、施策の執行を図ってまいりたい、そういうような考え方で、今回の予算編成をいたしたところでございます。 112 ◯委員長磯部延久君) 池田委員。 113 ◯委員(池田正文君) ただいま、基本的な予算編成に当たっての考え方を伺ったところでございます。私もこういう、非常に社会的な経済情勢を踏まえて、非常に厳しい時代にあっての予算編成でございますので、大変なご苦労があったと思っておりますし、そのご努力に対して敬意を表するところではございますが、いずれにしましても、合併を間近に控えたこの時期、合併協議の中でも石岡の個性が埋没することなく、やはりこの当該市町村においても石岡というのは、中核都市、求心力をもって合併協議を進めいく立場にあると思っております。いずれにしましても、人が育ち、集い、微笑み、安らぎ、そして行き交うまちづくりを目指して、私どもも一生懸命頑張っていく所存でございますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。  これで質問を終わります。ありがとうございました。 114 ◯委員長磯部延久君) 小松委員。 115 ◯委員(小松美代子君) 小松でございます。  16年度の石岡市の予算書に対する総括質疑で、何点か質問をさせていただきます。  大変恐縮ですが、福祉部に関係することで、委員会所管での質問ができませんでしたので、総括質疑ではありますけれども、質問させていただきます。  最初に、予算書の61ページになります。国庫支出金の部分なのですが、一番上の段に保育所運営費負担金ということで、10分の5、1億5661万1,000円ということになっております。それで、この予算書を編成している直前に、公立保育所の国庫補助の全額カットという驚くべきニュースがございました。それで、石岡には第一保育所と第二保育所という保育所が2つありまして、どちらも定員が60人。平成15年12月末現在では、第一保育所が36名、第二保育所が67名入所の状況にあるということが、事務に関する報告書で報告されております。その後の状況の中では、国庫補助、国は全額カットしたけれども、それは地方交付税で交付される、そのような情報も入ってはおりますけれども、この点についてどうなのか。そして、実際に、この予算上ではどういう措置が取られたのか、お尋ねしておきたいと思います。 116 ◯委員長磯部延久君) 福祉部長・高木君。 117 ◯福祉部長(高木直之君) お答え申し上げます。  ただいまご質問にありましたように、公立の保育所については、平成16年度政府の予算上は公立保育所分についてはついておりません。そういう関係で、予算編成をする時点で、私どもの担当と財政との折衝の中で、ここの部分については、公立保育所の部分は除いてございます。ですから、民営保育所の分だけの予算措置で、その公立保育所の部分は一般財源化ということですから、今おっしゃいましたように、通常は一般財源化というと交付税措置だということで基準財政需要額の方に算入するというふうに伺っております。 118 ◯委員長磯部延久君) 小松委員。 119 ◯委員(小松美代子君) 国の方がこの少子化対策で力を入れなければいけない。次世代育成推進、時限立法でありますけれども、そういう法律を掲げながら、一方ではこういうように公立保育所の国の負担分を全額カットする。まずそのことに大変驚きました。予算上、これは民間だけだということでありまして、ただ従来どおり一般財源で、これも地方交付税でその額がすべて下りてくるかどうかというのは、これまた今の政府のやり方ではどうなるかわかりませんが、公立保育所に働く職員、また子供を預けている保護者の皆さんの負担分というのは現行どおり、このように考えてよろしいでしょうか。 120 ◯委員長磯部延久君) 福祉部長・高木君。 121 ◯福祉部長(高木直之君) 公立保育所については、平成15年度現行どおりの予算要求をいたしております。 122 ◯委員長磯部延久君) 小松委員。 123 ◯委員(小松美代子君) ありがとうございます。ぜひ、保護者への負担が、あるいは職員の身分保証がされないということがないようにお願いしたいと思います。  同時に、関連で、今、国は幼稚園と保育園の統合、幼保一元化というような、そういうことが言われておりますが、そういうことでの当市での対応については、どのようにお考えになっているのか、お尋ねしておきたいと思います。 124 ◯委員長磯部延久君) 福祉部長・高木君。 125 ◯福祉部長(高木直之君) お答えします。  幼稚園と保育所の問題ということでございますけれども、私ども次世代育成支援行動計画等を、今年度と平成16年度で策定する予定でございますけれども、そういう部分の中での問題としては、ちょっと違うかもしれませんけれども、今、委員おっしゃられましたように、国ではそういうようなことを考える部分がございます。特区の中での保育所と幼稚園との扱い、それから今後の方向として幼稚園と保育園の垣根を取り払うような、そういうこともいろいろ議論されているところでございますので、そういう状況を十分見極めた上で、当然、現在、幼稚園所管は教育委員会、保育所所管は我々市長部局の福祉部でございますので、十分そういうものは注視しながら、ことあれば協議して対応していきたいと思っております。  以上です。 126 ◯委員長磯部延久君) 小松委員。 127 ◯委員(小松美代子君) 幼稚園と保育所の役割はそれぞれ違っておりましたけれども、昨今の状況の中では、幼稚園でも就園を早める、そういうことが国の政策で進められてはおります。しかしこの問題は大変重要でありますし、次世代育成支援の行動計画を立てる中で、十分なご審議をお願いしたいと思います。要望を申し上げて次に移りたいと思います。  これは、市長にお考えをお尋ねしたいと思います。予算では117ページになります。民生費の医療福祉費です。3歳児拡大分として1,200万円が計上されております。市長の英断で3歳未満児の医療費の無料化が、4歳未満児までということで1歳拡大されました。一般質問の中でも質問させていただきましたけれども、土浦市が就学前まで乳幼児医療費の無料化を拡大する。また、県も17年度を目安に見直しをしていく。現在一部有料化がされております。これは、県が導入しましたために起きているわけですが、この一部有料化も含めて、すべて無料にしている、こういう自治体が県内でもたくさん出まして、余りにもばらつきがあることで、県自体が乳幼児医療費の無料化を全面的に見直さざるを得ない、こういう状況にあるわけです。私は、市長が就任以来、補欠選挙で市長と一緒の任期を今まで過ごしてきました。ぜひ、これは少子化対策の中の、本当に最低限の、しかし一番大事なこと、これが乳幼児医療費の無料化でないか、このように私は思うわけです。市長のお考えを改めてお尋ねしておきたいと思います。 128 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 129 ◯市長(横田凱夫君) お答えいたします。  少子化対策の1つにございます医療福祉費の対応でございます。確かに少子化対策の大切な、重要な施策ではあると認識しているところでございます。少子化対策にも幅広くございまして、その1つに医療福祉費があると。15年度合併の話が出てまいりまして、合併の枠組みでございます4市町村の状況などを踏まえて検討がされる課題になるわけでございますが、4市町村の中でもその対応はまちまちでございます。そういうことを考えますると、今、ここで石岡市だけで3歳児をさらに拡大するかどうかというようなことを申し上げることについては、検討が少し足りない、不足していると私は思っております。そういう意味で、今後合併に向けての問題としてとらえていきたいと考えております。 130 ◯委員長磯部延久君) 小松委員。 131 ◯委員(小松美代子君) 非常に残念ですが、玉里村は就学前まで医療費の無料化を拡大いたしました。八郷町も、先ごろ議会で議決を、石岡と同じように4歳未満児まで医療費の無料化の拡大をしたわけです。ぜひ、これは仮に合併した時点でも、継続して実施ができるように、市長がまだ出馬表明とかそういうことをしていない時点で、どういうふうな出処進退、そういうことがないうちに要請するのもおかしな話ですが、それでも現執行部としてはぜひお願いをしておきたい、このように思います。  それから、これは先日の委員会所管でちょっと質問が、こちらで整理ができなかった部分なのですが、89ページです。公共用地の選考取得事業特別会計繰出で、2億1,804万6,000円が計上されております。それで、これは民生費ではない教育委員会ですね、教育費の225ページ、給食センターの改築事業、ここに、これは2,136万ということで不動産鑑定委託料と実施設計委託料が計上されております。そして、先日の公共用地の本年度予算で繰入金2億1,804万6,000円が計上されております。給食センターの用地の予算化がここにされている、このように、今順序を追って申し上げましたけれども、予算上はこういうふうに考えてよろしいでしょうか。 132 ◯委員長磯部延久君) 企画部長・中村君。 133 ◯企画部長(中村 栄君) お答え申し上げます。  公共用地の選考取得事業特別会計繰出金ということですけれども、委員大変恐縮でございますけれども、382ページをお開きいただきたいと思います。これは公共用地選考取得事業というふうな会計の繰り出しでございます。これにつきましては、神栄跡地の用地を公共用地を先行して取得しようということで、取得した際にこの特別会計をつくりまして、神栄跡地を取得したわけでございます。現在は、取得した地方債の元利金の償還を行っているわけですけれども、その財源としまして、一般会計からちょうだいしているということでございまして、委員申し上げております給食センターの用地とは違いますので、あくまでも神栄用地を先行取得した際に特別会計をつくったということで、その特別会計の元利償還金に対する一般会計からの繰り入れということでご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 134 ◯委員長磯部延久君) 小松委員。 135 ◯委員(小松美代子君) 前回の委員会のときとまた同じことを繰り返したようです。了解いたしました。そうしますと、ここで給食センターの件については、教育福祉の常任委員会の中でも再三論議がされたところです。この間の予算委員会の中で、関川のふれあいセンターの用地買収、これでも不動産鑑定あるいは買収価格の件でいろいろ質疑がされておりますが、今回の給食センターの計画について、一応質問した経過上、ご答弁をいただきたいと思います。 136 ◯委員長磯部延久君) 教育次長・草間君。 137 ◯教育次長(草間 暁君) お答えを申し上げます。  給食センターの用地というご質問でございます。給食センターの用地につきましては、センター改築という予定がございます。センター改築に当たっては、給食を実施しながら、現在地での改築は事実上不可能でありますので、新たな用地を求めるということが必要になってまいります。そういう中で、当初石岡一高農場を候補地といたしまして、一高、県の教育委員会等とお話し合いをさせていただいておりました。しかし、一高としては、現在の場所、雑木林という形で、学校でどうしても必要だということで、昨年10月に譲れないという回答をいただきました。その後、5か所に候補地をしぼりまして、選定を進めているわけでございます。最終的に候補地が決まりました後に、購入にという形になってまいりますけれども、その際に、今回予算でお願いしてございます鑑定料につきましては、これまで1社の見積もりと言いますか、鑑定という形でやってまいりましたけれども、給食センターの用地につきましては、議会の議決案件にもなるかと思われます。そういう中で、2つの業者に鑑定をお願いをして、予定と言いますか、価格を決めてまいりたいと考えておりますので、今回2社分の予算を計上させていただいたところでございます。 138 ◯委員長磯部延久君) 小松委員。 139 ◯委員(小松美代子君) ありがとうございました。大きな面積の買収にもなりますし、どなたからも疑義が出ない形での土地の買収と言いますか、確保に努めていただきたいと要望を申し上げておきたいと思います。  続きまして、これは事務に関する説明書の中で54ページに記載されておりますけれども、介護保険事業が始まりまして、介護保険制度を利用する方がたくさんふえております。この石岡市の介護認定審査会が毎週開かれている状況、これまでに平成15年1月から12月は50回も開かれている。非常に委員にとっては大変な仕事をなさっているなと思います。それで、この開催の状況の中で、それぞれ半年ごとの認定審査がありますので、こういう状況にはなるかと思うのですが、その次に、この申請等認定状況につきましても、毎月130、150件を超える件数があるわけです。多くの方が利用している、この介護保険制度ですけれども、介護保険料の減免制度、これがこの間実施されました。このことは、大変、まだ介護保険料の減免制度を導入している自治体が少ない中で、当市が導入をしたということは、大きく評価されると思いますけれども、この介護保険料を減免されていると言いますか、所得が低い方たちでも利用の際には1割の10%の利用料が取られると言いますか、払わなくてはならないわけです。そういう点では、この実際の介護保険の利用料が減っていると言いますか、予算よりは減額補正されたと思いますけれども、そういう状況は、やはり利用料の減免制度も必要ではないのか、このように思うわけです。今回、そういうことは予算には計上されておりませんが、この点についても市長がどういうふうにお考えになっているのか、この点についてお尋ねをしておきたいと思います。 140 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 141 ◯市長(横田凱夫君) 介護保険料につきましては、保険の方と利用者の利用料、2つに利用者からは分別できるわけでございますが、利用料の1割負担についての減免、特に低所得の方々の対応というお尋ねでございますが、特に1割の負担による利用の状況が、果たして自治体が支障を来しているのか、あるいは利用がそれによって低下しているのか、実態の把握が、私、まだよく、申しわけございませんがしておりませんので、よく状況を把握しながら、その辺の検討はしていくべきだ、こう考えます。 142 ◯委員長磯部延久君) 小松委員。 143 ◯委員(小松美代子君) 実際に、介護保険を利用しまして、デイサービスあるいはショートステイを利用されている在宅の介護保険制度の利用者です。介護保険制度は、在宅での介護を基本として、そもそも発足しました。しかしながら、在宅でもホームヘルパーの利用料、そういったものを、例えば認定された限度目いっぱい使うとなると、家庭の負担が非常に大変ということがあります。  また、実際には、現在はどうしても施設介護に流れていくと言いますか、施設介護を望む声が大きくなっているわけです。ですけれども、そういう中でも家族を、いろいろな制度を駆使しながら、ショートステイを利用したり、デイサービスを利用したり、ホームヘルパーさんに訪問介護に来ていただいたり、さまざまなサービスを駆使しながら、在宅で介護する、そういったときには、多額の負担がかかっているわけです。そこまでしてという意見があるかもしれませんけれども、施設に預けるのではなく、在宅で介護したい。かといって、多額の負担は負いきれない、そういうのが実態です。そういう方々のためにも、単に少しの利用料が払えないという、そればかりでなく、在宅でとにかく最後までみとる、そういった覚悟を決めている家族の方も、施設介護よりも、逆に言えば負担が重い場合もあります。こういう中では、10%の利用料を減免する、そういう措置も考えていただきたい、このように思うわけです。  ただ、市長は実態を把握していないということでした。そういう中で、原因が何なのかということがわからないという中では、対策も立てようがない。減免することもできないということかと思いますが、ぜひそうであれば、その実態についても把握していただきたいと思います。  介護保険料につきましては、石岡と美野里町が基準額ではそれぞれ同じになっているかと思いますが、ほかの町村、八郷と玉里については、石岡よりは低いわけです。その辺のことも調整しながら、ぜひ利用料の減免制度の実現のためにも、市長がお骨折りをいただきたいと思います。要望を申し上げておきます。  最後に、国保についても市長のお考えをお尋ねしておきたいと思います。地方交付税とかいろいろ財源が厳しい中で、今回予算が組まれております。国保税につきましても、この事務に関する説明書でも、具体的にも69ページになりますけれども、国保の被保険者の動向が書かれております。それで、国保の資格を取得した方、社会保険から、つまり勤めていたりした方です。その方が離脱して国保に入ったと。資格取得の方は2,036人いたわけです。平成15年の12月末現在です。ところが、資格を喪失した方を見ていただきたいと思うのです。社会保険に加入された方というのが、1,285人です。これは、単純に比較はできないとは思いますけれども、それでもこの定年で退職してとか、そういう方ばかりではないと思います。これをどう見るかということを、まず福祉部長に、この数字についてどのように見るかについてだけ、まず最初にお伺いしておきたいと思います。 144 ◯委員長磯部延久君) 福祉部長・高木君。 145 ◯福祉部長(高木直之君) 69ページの事務に関する説明書、保険年金課の国保担当のものでございますけれども、平成5年12月末現在での被保険者数及び加入率のことを載せておりまして、全世帯は石岡市内の全世帯という意味です。国保に加入されている世帯が1万781世帯、加入率が世帯数の56.1%が国保に加入しているという意味がとれます。右側の人口というのは、国保の加入世帯、加入者に対する全人口と被保険者数と加入日を示してございます。それから、世帯別及び被保険者別の移動状況でございますけれども、資格の取得世帯というのは、国保の資格を取得した世帯。それから資格を喪失した世帯は、国保の世帯から離れたものでございます。それを被保険者の人数であらわしたものが、資格取得と資格喪失に分かれていまして、よその市町村から転入されてきた者、それから社会保険から離脱して、要するに会社等をおやめになって国民健康保険の資格を取得した人。それから生保廃止というのは、生活保護関係で、結果的に保護の関係の場合は国保ではなくて、生活保護費の方ですから、その場合、廃止になった方が42人。それから、新たに出生をして国保の世帯のところの人が112人、それからその他、計という形ですけれども、それを逆に喪失した人を、転入の逆で転出、それから社会保険に、会社にお勤めして国保から社会保険に加入された方、それから逆に生活保護を受けるような方が48人、それから死亡で喪失した方、その他、計というようなあらわし方になっております。  以上です。 146 ◯委員長磯部延久君) 小松委員。
    147 ◯委員(小松美代子君) ありがとうございました。今、説明いただきまして、本当にこの国保への加入世帯がたくさんふえております。市長にお尋ねしたいのは、実際に社会保険で賄われていた方たちも、国保への加入をしてくる、そういう現在の状況があります。それでけ国保の場合には、ある程度経済的に不安な部分がたくさんありますし、収入も社会保険よりは、あるいは少ない部分もあるかとは思います。そういう中で、これまでも申し上げてきましたけれども、滞納の場合、きょうの国会質疑でも、年金の問題など予算委員会でやられておりましたけれども、年金もそうなのですが、払うだけのきちんとした収入があるのに払わない。払いたくても払えない人、この滞納の場合、2種類あるというのは、石岡ばかりでなくても、国会でもこれがきょう論議されておりました。私は、払えるのに払わない人のことは放っておいてもいいというか、これはもう徹底的に払ってもらう、徴収する必要があると思います。しかし払いたくても払えない、そういう層に対して、やはり国民健康保険料、高いというのが実感です。私の同僚議員と話す中でも、今の8回の納付というのは、6回から8回に、1回の納入の負担を減らすために、最初は年6回で納付していたと。それを8回にした経過があります。それをもっと細かく、1回の負担を少なくしてもらえないか、そうすればいいのにという、そういう議員間同士での話もありますけれども、まずは納入の方法も去ることながら、やはりこの国民健康保険税を算出するときの平等割と均等割の、この部分が非常に負担になっている、これは大幅な値上げをしたとき、そのまま、現在も国保の財政が厳しいというふうには言われておりますけれども、そういう中でこの部分が非常に負担になっている。私は、やはりこの平等割と均等割、ものすごいお金持ちも、それから低所得者にも同じ負担にかかる、この部分の引き下げをすべきじゃないか、このように考えるわけですが、市長のお考えを伺っておきたいと思います。 148 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 149 ◯市長(横田凱夫君) 国保税の決め方と言いますか、引き下げをすべきだと。特に、払えない、払うことのできない方々に視点を置いた決め方をどう思うかというご質問かと思いますが、納付方法も含めまして、平等割、あるいは均等割のあり方は検討してまいる課題だと思っております。 150 ◯委員長磯部延久君) 小松委員。 151 ◯委員(小松美代子君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。以上で終わります。 152 ◯委員長磯部延久君) 鈴木せつ子委員。 153 ◯委員(鈴木せつ子君) 鈴木でございます。よろしくお願いいたします。  それでは、1点だけご質問をさせていただきます。87ページの市庁舎維持管理経費、その中の雑工事、これの内容をお知らせいただきたいと思います。 154 ◯委員長磯部延久君) 企画部長・中村君。 155 ◯企画部長(中村 栄君) お答え申し上げます。  この雑工事でございますけれども、庁舎の階段の滑りどめの防止のところがすり減ってございまして、それを改修したいということやトイレの床がゆがんでございますので、それらを直したいというような経費でございます。  以上でございます。 156 ◯委員長磯部延久君) 鈴木委員。 157 ◯委員(鈴木せつ子君) 今、トイレのお話が出ましたので、私もトイレについてご質問させていただきます。  今、1階には洋式のトイレ、車椅子のトイレ、ウォシュレットのトイレがあります。今までなかったときは、ひざの悪い方、和式が使えなくて非常に困っておりましたけれども、それができてからは大変喜んでおります。それから、今、現在非常に痔疾患の方が多うございます。なかなかお医者さんに行きづらいところでございますから、どうしても我慢をしてしまいます。家庭でできる治療の1つに、ウォシュレットでよくきれいにするということがあります。そういう点から、この公共施設ですとか、そういうものにウォシュレットトイレをつけていただくお考えはございましょうか。  それで、実は、ウォシュレットトイレを使うことによって、痔疾患の予防、治療、これが非常にいい結果が出ておりますので、ある医療機関では、大体3割ぐらい痔疾患がよくなっているという報告もされておりますので、公共施設、そういうところにウォシュレットをつけていただけるかどうか。市長に。 158 ◯委員長磯部延久君) 市長・横田君。 159 ◯市長(横田凱夫君) お答えいたします。  市役所庁舎内のトイレの課題でございます。確かに議員ご指摘のとおり、便座式あるいは障害者の方には既に便座式をあるいはウォシュレットを用意してございます。しかしながら、各フロアなど全般的にはまだウォシュレットになっていないのが現状でございます。  ちなみに、ウォシュレットという言葉は製品の名前だそうでございまして、イナックスはシャワートイレと呼んでいると。ウォシュレットはまた別な会社の名前というようなことで、洗浄トイレと仮に申し上げますと、洗浄式のトイレということで、市役所には市民の皆さんを初め多くの方々が毎日出入りしておりまして、トイレは重要な場所でございます。そういうことを考えますと、今後、どのようなあり方で、どういうふうにそれを導入するかなども含めまして、検討はする必要があると思っております。 160 ◯委員長磯部延久君) 鈴木委員。 161 ◯委員(鈴木せつ子君) 済みません。商品名を言ってしまいました。極端な話、洗浄トイレはぜいたくではなくて、ごく一般的になってきておりまして、それを家庭で使っている方が、まちに来てトイレに行きたくなってしまった、さああちこちにないということで、極端な話、家まで帰る方がおります。そして、実はこのトイレの表示です。車椅子のトイレ表示、それは去年の5月までついてなかったのです。議会事務局の方にぜひせっかくあるのでしたら、表示をしていただけませんかと申し上げたところ、すぐそれこそびっくりするような早さでつけていただきました。  それで、中ばかりでなくて、やっぱり洗浄トイレとか車椅子トイレ、使いたい方が中に入ってくればわかるのですけれども、庁舎の外からでもそういう表示がわかれば、非常にありがたいかと思います。欲を言えば、役所に入る通り、そこいら辺にもこういうトイレがありますよという表示、そういうものもつけていただければ、非常に安心して車いすの方とか、洗浄トイレの使う方がわかっていいのではないかなと思うのです。やっぱり車いすの方も、お年寄りもなるべく外に出ましょうと言っても、やはりそういう整備、そういうことがきちっとなされてないのでは、なかなか出づらいと思います。トイレのそういう表示は、そんなに難しいこともないので、ぜひやっていただければよろしいかと思うので、そういう要望だけにとどめさせていただきます。ありがとうございました。 162 ◯委員長磯部延久君) ほかに質疑はございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) 163 ◯委員長磯部延久君) ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  これより、各会計予算案に対する討論を行います。  討論は挙手によりこれを許します。  小松委員。 164 ◯委員(小松美代子君) 日本共産党の小松美代子です。  議案第2号・平成16年度石岡市一般会計予算並びに議案第4号・平成16年度石岡市国民健康保険特別会計予算、議案第13号・平成16年度石岡市介護保険特別会計予算、以上3点について、反対の討論を行いたいと思います。  まず、議案第2号につきましては、市長の所信表明の中で、まず今年度の第一番の事業は1市2町1村の合併である、このように位置づけております。私は、今回の予算を見ましても、まず合併ありきの今の状態での予算については、いかがなものか、このように思います。合併関連予算についての支出は、私は認めることができません。また、同じ総務費の中での協会等関係経費の地域改善対策啓発事業補助金とか、また関連の研修事業とか、支出がされておりますけれども、これも従来どおり、一般の施策の中ですべきであるというのは、変わることがありません。  また、先ほど申し上げましたように、乳幼児の医療費の就学前までの無料化というのは、少子化対策の大変重要な柱である、このように思います。民生費の医療福祉費の増額を求めるものです。  また、今回の一般会計予算の中で、何か本来であればもっと健全な石岡市の財政運営と言いますか、予算の組み方があったと思いますのに、合併を目の前にしての予算の支出というのが随所に見られます。鳥取県の片山知事でしょうか、国からの押しつけの合併で、全国の自治体が合併によって、特例債のモラルハザードを起こしている、このような指摘さえあります。使えるものは今のうちに使ってしまう。そして、合併の特例債をあてにする、こういったようなことではいけないと思います。  私たちは、私も今も58歳になりまして、先が見えているとは思いますけれども、子供や孫の代に、やはり石岡市を残していく、このことを考えたときに、今回の予算については納得ができません。反対を申し上げます。  また、議案第4号の国民健康保険税の特別会計につきましては、これもまた市民の本当の福祉を考えた場合には、国民健康保険税の額を見直す、先ほど申し上げましたように、低所得者にも同じように負担のかかる、それは高額所得者よりも低所得者はさらに負担が大きくなる、均等割、平等割、この見直しを求めるものです。  また、議案第13号の介護保険特別会計につきましては、やはり利用料の減免制度があってこその介護保険制度が、本当に市民に喜ばれる制度、市民に利用される制度になるものと思います。このことを申し上げまして、私の反対討論を終わります。 165 ◯委員長磯部延久君) ほかに討論はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 166 ◯委員長磯部延久君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  最初に、議案第2号・平成16年度石岡市一般会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案どおり決すべきものとすることに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 167 ◯委員長磯部延久君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり決するべきものとすることに決しました。  次に、議案第4号・平成16年度石岡市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案どおり決すべきものとすることに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 168 ◯委員長磯部延久君) 賛成多数であります。  よって、本案は原案のとおり決するべきものとすることに決しました。  次に、議案第13号・平成16年度石岡市介護保険特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案どおり決すべきものとすることに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 169 ◯委員長磯部延久君) 賛成多数であります。  よって、本案は原案のとおり決するべきものとすることに決しました。  次に、議案第3号・平成16年度石岡市授産所特別会計予算、議案第5号・平成16年度石岡市簡易水道事業特別会計予算ないし議案第12号・平成16年度石岡市霊園事業特別会計予算、議案第14号・平成16年度石岡市介護サービス事業特別会計予算の計10件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。  本案はいずれも原案のとおり決すべきものとすることにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 170 ◯委員長磯部延久君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で当委員会に付託されております案件の審査は、すべて終了したわけでありますが、これらにかかわる委員長報告については、委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 171 ◯委員長磯部延久君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で予算特別委員会を閉会といたします。  長時間、大変ご苦労さまでした。                   午後 3時59分閉会            ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━        石岡市議会会議規則第81条の規定により署名する。             予算特別委員会委員長    磯 部 延 久 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...